2026年7月26日(日)、小田急多摩線「栗平」駅前の CAFÉ & SPACE L.D.K. において、マチカドこども大学®「はじめての人工知能学」の講座を開催しました。当日は、経営情報学部 出原 至道 教授と出原ゼミ生が登壇しました。
本講座のテーマは「人工知能になってみよう!まねしてわかる人工知能の気持ち」であり、講座の前半では、こども達が事前に配布されたスケッチブックにネコ・ネズミ・トラの顔を描き、全員でそれぞれ互いの絵を比較しながら「ネコらしさ」や「トラらしさ」を判断するための共通項目(特徴)を導き出しました。尖った耳やひげ、しま模様といった特徴が残っていれば、目や鼻がなく、抽象的な絵であっても認識できることを体験し、こども達、保護者からは驚きの声が上がりました。出原教授は、人間は「どこを見ればそのモノだと分かるか」を自然に理解している一方、人工知能は膨大なデータから学習している段階であることを説明し、人間ほどの精度で認識をすることが難しいことを伝え、人間と人工知能の認識能力の違いについても説明をしました。
後半では、Googleが開発したオンラインゲーム「Quick, Draw!」を活用し、こども達が描いた絵を人工知能が認識できるか挑戦するプログラムを実施しました。20秒以内で描いた絵が人工知能にどのように判断されるかを試すこのゲームでは、挑戦したこどもに温かい声援が送られ、正解時には歓声や拍手が起こるなど大いに盛り上がりました。また、蓄積されたデータから、世界中の人々が同じテーマをどのように抽象化して描いているかも紹介され、人工知能の学習プロセスへの理解が深まりました。
講座のまとめとして出原教授は、絵は紙の上の線にすぎないが、人間は「特徴」を捉えることでモノを認識していること、人工知能も特徴を学習して判断しているものの、学習の偏りによって誤認識が生じることがあることを説明しました。そして、「世界をよく観察し、自分の目で特徴を捉えることの大切さ」をこども達に伝え、人工知能に頼るだけでなく、人間自身の認識力を育む重要性を強調しました。
参加したこども達からは「まだまだ人間にしかできないこともあるんだなぁと思いました。AIも学習中なんですね」といった感想が寄せられ、保護者からも「人工知能の把握能力のすごさを実感しましたが、やはり人間ができることの大切さをこどもたちに伝えてもらい、これからこども達が生きていくのにAIは必要な時代だと思うので、とてもありがたかったです」との声が寄せられました。こども達は、楽しみながら人工知能の仕組みを体験的に理解する貴重な機会となりました。
マチカドこども大学®は、多摩大学と小田急不動産株式会社が、社会課題の解決や共創による価値創造を目指して取り組む、産学連携のプロジェクトです。
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