6月10日(金)「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一教授、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、株式会社IR Robotics(所在地:東京都千代田区)代表取締役社長の金 成柱 様にご登壇いただきました。
株式会社IR Roboticsは「成長企業がより成長するためのビジネスプラットフォームになる」をビジョンに、全国の成長企業が真に必要としているソリューションを提供しています。金社長はこれまでに10,000人もの経営者の話を傾聴されたとのことです。
金社長は学生時代にかねてから興味のあった経済やビジネスについて学び、経営者のセミナーに多数参加し、その過程で本学金 美徳教授にも師事されたとのことです。
講義の中で、まずベンチャー企業の歴史と近年の傾向のお話がありました。近年のキーワードであるファスト化・クラウド化・シェアリングの例として、「メルカリ」や「<俺の>シリーズ」など馴染みのある企業のお話がありました。また、「最も重要なことは変化・時流をよむこと。物理的な環境の変化や人の気持ちの変化から以前と今とで何が変わっているかを考えることが大事である。」と起業のヒントをいただきました。
松本先生より「起業する人の特徴・共通点はありますか?」の質問に金社長は「共通点はありません。明確な意思を持って起業した人もいれば状況的に起業せざるを得なかった人もいる。その理由はたとえ後ろ向きであっても、経営を続けるうちに人はどんどん変わっていく。」とのことでした。
学生からの質問では「起業に興味がわきました。起業の良い点・悪い点を教えてください。」の問いに金社長からは「良い点しかなく、悪い点がわからない。もちろん常に悩みや解決しないといけない問題はあるが、それをどこまでストレスと感じるか次第で、ヒトによっては起業しないほうが良い人もいる。」とし、「モチベーションの源は?」の問いには「モチベーションというより、顧客のため・社員のためというのが同レベルで共存し、それらを実現していくことが自分の幸福度を高める。」とし、松本教授は「日常生活そのものがモチベーションのプラスになり、充実した仕事と生活をされているのですね。金社長のエネルギーや変わらない軸などもっと聞いてみたいですね。」と締めくくられました。
<株式会社IR Roboticsのホームページ>
https://ir-robotics.co.jp/
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