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研究サロン 出原至道教授がご登壇

経営情報学部では教員、研究者が相互に研究内容を理解し合い、学際領域の研究高度化を目指すべく「研究サロン」を定期開催しています。6月27日には、出原至道教授から「VRsatilis Versatile and Expandable VR Authoring Tool」のテーマで研究動向についてお話をうかがいました。当日は教職員8名が参加しました。

現在、VRコンテンツの制作には専門的な技術知識が必要で、また準備のための時間も相応にかかります。また、トラブル等が発生した時の対応なども考えると、技術者でない人たちには敷居が高いものです。出原教授が開発を進めている「VRsatilis」はこれらの問題を解決し、より廉価で手軽にコンテンツを更新でき、展示会などの環境で、多数のデバイスでも安定してデモが実施できることを目指したそうです。開発の背景には、2020年から2022年まで3年間に渡る岡山県井原市との共同研究があり、開発の成果は2022年にお台場で開催された「ツーリズム EXPO ジャパン」や、2023年にフランスLavalで開催された「Laval Virtual」での展示を通じて公開しています。

特徴として、インターネット接続環境を前提としないローカルネットワークによる自動コンテンツアップデート、スマートフォンアプリへの展開を視野に入れた双眼鏡型のコントローラー不要インタフェース、言語自動切換システムなどがあげられます。

今後の方向性として、ゼミ教育への活用、バーチャルプラネタリウムソフトとしての展開、スマホでの視聴の実現、インターネット経由でのコンテンツ配信システム、手軽な VR オーサリングシステムとしての収益化などが語られました。

質疑では「プログラム言語は何ですか?」、「転送データ量はどれくらいですか?」、「ソフトウェアのコード量はどれくらいあるのですか?」といった純粋な技術的質問から、「ツーリズム以外での応用はどのように考えていますか?」等のアプリケーションに関する質問まで多岐に渡り、活発な議論、意見交換が行われました。

出原至道教授は経営情報学部で「経営シミュレーションゲーム」、「Webサービス開発」等の授業を担当されています。

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研究報告する出原至道教授(2023年6月)

研究報告する出原至道教授

研究報告する出原至道教授

研究サロン会場の様子

研究サロン会場の様子

質問に答える出原至道教授

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