経営情報学部では教員、研究者が相互に研究内容を理解し合い、学際領域の研究高度化を目指すべく「研究サロン」を定期開催しています。11月29日には、今泉忠教授から「多次元尺度構成法 (Multidimensional Scaling, MDS)について -A guided tour of MDS-」のテーマで研究動向についてお話をうかがいました。当日は対面およびオンラインで教職員13名が参加しました。
最初に、親族語の類似性についてアンケートを取った結果を用いて多次元尺度構成法とは何かご説明いただきました。大量のデータから対象間の関係性を把握する目的で使われるとのことで、どれだけ似ているか、あるいは似ていないかを表現するマップを作ることができるとのことです。この手法を使って関係性が非対称な場合へ拡張することで、例えばモールス信号を送受する際に、間違えないようにするにはどこに気を付ければよいかなどに応用でき、近年では消費者がどのような所が気に入ってその製品を選択したのかなど、マーケティングのツールとして利活用されているとのことでした。課題としては、時間的変化が想定される場合は扱いが難しいなどあるそうです。多次元表現されたSwiss-rollの説明では、実際にロールケーキが配られ、和やかな雰囲気の中で意見交換が行われました。
今泉忠教授は経営情報学部で「データサイエンスⅡ・Ⅲ」、「経営と意思決定」等の授業を担当されています。
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