8月18日、樋笠尭士専任講師が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 研究開発戦略センター (CRDS)主催の公開セミナー「自動運転のELSI/RRIから考える新興技術ガバナンス-国際ガイドライン規格ISO39003を読み解く」にて基調講演とパネリストを務めました。
セミナーには、内閣府、文部科学省、経済産業省、国土交通省、警察庁、国土地理院などの関係省庁含む約300名が参加。セミナーの内容は、「自動運転技術」をテーマに、2023年7月27日に公表されたばかりの国際ガイドライン規格ISO39003を読み解きながら、ELSI/RRIを起点としたこれからの新興技術ガバナンスのあり方を議論され、自動運転や人工知能 (AI) などの新興技術ガバナンスや、国際ルール・規範形成の動向、多様なステークホルダーが協働するELSI/RRIの取り組みなどを深めるものでした。
本学樋笠講師は、自動運転の倫理に関する国際規格ISO39003の国際会議での議論や、自動運転レベル5(完全無人運転)の国際規格策定に参画した経験を有することから、学際的な倫理分野の研究の重要性や難しさ、国際ルール形成での立ち回り等について講話を行いました。
本学ELSI研究センター(センター長:樋笠尭士)は、先端的なAI・自動運転・メタバース等の科学イノベーションと共存できる社会を創るため、先端技術に付随する倫理的、法律的、社会的課題(ELSI:Ethical, Legal and Social Issues)について、社会科学、人文科学及び数理科学の学際的な学問領域の研究をしています。
本セミナーを含めた樋笠先生の活躍は、交通毎日新聞(2023年8月24日)の1面でも大きく取り上げられております。
・JSTの本セミナーに関するレポート(後日掲載)はこちら。
・本学のELSI研究センターはこちら。
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