鎌倉市および鎌倉市観光協会と多摩大学の三者包括協定に基づき、9月22日に鎌倉芸術館にて第7回ホスピタリティ観光セミナーを開催しました。今回は寺島実郎学長が会長を務める一般財団法人 日本総合研究所 主席研究員、経営研究部部長、医療・防災産業創生協議会 統括責任者、(一社)ふくしま総合災害対応訓練機構 専務理事兼事務局長の佐藤和彦様を講師にお迎えし、「観光地における医療と防災 〜道の駅における医療・防災産業創生協議会の活動〜」をテーマにご講演いただきました。
近年、国内外の観光地が水害・洪水、地震や台風をはじめとする様々な自然災害に見舞われたり、避難できず孤立してしまったりする報道に接する機会が多々あり、自分自身が自然災害に直面した際の対応を真剣に考える必要性に迫られています。
今回の講演では観光および防災における「道の駅」の役割、その重要性について理解することができました。災害時、道の駅の活用は地元の人を優先的に考えるでしょうが、緊急事態においては地元関係者と観光客を分けることは非常に難しいことは想像に難くありません。またこれまで日常的に行っていたトイレ、入浴、さらには歯磨き(感染症予防)などが行えなくなくなることやプライバシーが配慮されなくなることの苦痛、不便さなどについて講演を通して学び、今後は災害に対する自己準備が必要であることを再認識させられる内容でした。
講演の最後は鎌倉を例に挙げ、自然災害すなわち地震と津波に対する警戒心、とりわけ材木座海岸に面している鎌倉市にとっては重要な課題であると示されました。もし、津波が発生した場合、僅か8分で海岸から鶴岡八幡宮まで津波が到達するであろうという注意喚起には参加者全員が驚きの声をあげ喫緊の課題であるとの認識を新たにしました。
後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所
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