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鎌倉芸術館にて第6回「ホスピタリティ観光セミナー」を開催

鎌倉市および鎌倉市観光協会と多摩大学の三者包括協定に基づき、9月5日に鎌倉芸術館にて第6回ホスピタリティ観光セミナーを開催しました。今回は株式会社JTB総合研究所 地域交流共創部地域交流戦略チーム 主任研究員の藤田尚希様を講師にお迎えし、「『持続可能な観光』からオーバーツーリズムを考える」をテーマにご講演いただきました。オーバーツーリズムはコロナ禍前からの問題であり、近年、鎌倉および京都などの観光地では再び取り上げられるようになりました。

2003年から2022年までの訪日外客の推移、2019年に観光立国を目指す日本で起きていたこと、新型コロナウイルスが世界的に大流行し、インバウンドが一時停止したこと等の説明に続いて、アフターコロナの観光振興に向けた観光ビジョンの概念についてお話しいただきました。さらに、観光客の意識の変化による旅行者のニーズの変化により、マーケティングはデジタル化が主流になったこと。アフターコロナの観光戦略の方向性は「地域ならではの高付加価値を『体験』してもらう」ことに変化。地域活性化の核に観光業を位置づけることにより、「観光業の復活」は観光業が地域のハブ、産業のハブとして地域全体を活性化することに繋がること。旅行者と宿泊施設をつなぐシームレススキームの進化が必要になり、デジタル活用を基本とし、その上で人対人の交流が付加価値を生み出すようになること等を示されました。その他、ご講演の主旨は以下のようなものでした。

①オーバーツーリズムの定義

JTB総合研究所はオーバーツーリズムについて、特定の観光地において、訪問客の著しい増加等が、地域住民や自然環境、景観等に対して受忍限度を超える影響をもたらし、観光客の満足度を著しく低下させるような状況と定義している。

② 持続可能な観光(サスティナブルツーリズム)とは

UNWTO(国連世界観光機関)の定義では、訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光のこと。

③ 持続可能な観光

今日の観光振興において柱となる考え方であり、オーバーツーリズムは、持続可能な観光が実現できない状況を意味する。オーバーツーリズムを解決するための手段として、観光DXの整備や受け入れ環境整備(観光推進組織DMOの整備)が求められる。

後援:鎌倉市、鎌倉市観光協会、鎌倉商工会議所

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藤田尚希様 ご講演

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