9月16日、日本学術会議講堂にて行われた学術フォーラム「自動運転の社会実装と次世代モビリティによる社会デザイン」(主催:日本学術会議、後援:内閣府、文科省)において、本学の樋笠尭士専任講師が、「講演」と「討論」を行いました。本フォーラムは、日本学術会議の発出した見解と提言を基に、人文・社会科学、生命科学、理学・工学にわたる幅広い分野から専門家および実務者を招き、総合的な観点から、将来のモビリティ社会のあるべき姿と、そのためにすべきことについて議論を深めるものです。
樋笠講師は、「自動運転に関する倫理指針・国際ガイドライン規格と刑法上の注意義務」で、欧州の倫理に関する現状と、7月に発行したISO39003の内実、そして、刑事裁判において、規格・指針を遵守することの意義について発表、討論では、法政大学の教授、立命館大学の教授と並んで自動運転の倫理・法的課題についてパネル・ディスカッションを行いました。
なお、本学術フォーラムの前日に発出された提言「自動運転の社会実装と次世代モビリティによる社会デザイン」では、樋笠専任講師が代表を務める「自動運転倫理ガイドライン研究会」の取り組みが引用されています。
提言「自動運転の社会実装と次世代モビリティによる社会デザイン」
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-t352-1.pdf
自動運転倫理ガイドライン研究会
https://segad.jp/
自動運転倫理ガイドライン研究会2022年6月17日シンポジウム
https://www.tama.ac.jp/topics/news/2022/06/post-9084.html
関連ニュース
-
民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
-
政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
-
大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
-
地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます