7月1日(金)「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本 祐一教授、履修人数:274名)の授業にゲスト講師として、金澤建設株式会社(所在地:東京都小金井市)代表取締役社長の金澤貴史様と取締役であり企画営業部長の金澤大恵様にご登壇いただきました。
金澤建設株式会社は「建設業を通じて私たちに関わるすべての人が笑顔になれる企業であり続け、社会に貢献します。」を経営理念とし、創業77年のなかで築き上げてきた信用と実績を糧に成長し続けています。
また同社は多摩信用金庫主催の「第14回多摩ブルー・グリーン賞のグリーン賞」にて「最優秀賞」を獲得し、金澤社長は現職の傍ら多摩ブルー・グリーン倶楽部の会長を務め、地域や業界の発展のために多方面でご活躍されています。
初めに創業からの時代背景、土木業一本であった企業から建築業への参入、規模の大きい企業との違いや利点、今後の建設業界などをご講演いただきました。
新規事業として金澤大恵様よりお話がありました。「黄金井パフ」をメインとしたお菓子の製造販売部署「菓子工房ビルドルセ」を立ち上げたのは、地元の人気洋菓子店の後継者不在を知った同社が「この味を絶やしたくない」と、異業種承継をされたとのことです。手作り・こだわりの原材料をベースに安全でおいしいお菓子作りに努めておられます。
また、金澤社長より会社の企業理念として、「地道に確実に成長していきたい。社員と社員の家族、私たちに関わる人がハッピースマイルになることが重要です。」とし、学生に就職活動で大事なこととして、経営者の話を聞いたり企業訪問して自分の直観力やわくわくを感じるかでミスマッチが防げるのではとお話がありました。
学生から「創業70年以上の秘訣は何ですか?」との問いに、「背伸びをしなかったことです。バブル崩壊などにも動じなかったのは会社を大きくすることより目の前のことや地元の方のためなど地道にやってきたからではないかと思います。」とのことでした。
<金澤建設株式会社のホームページ>
http://kanakk.com/
〜多摩ブルー・グリーン賞とは〜
地域で活躍する中小企業の方々の優れた技術や経営手腕を評価し表彰することで、地域企業による技術開発や経営戦略創造の活力を生み出し、地域経済がより活性化されることを願い実施するもので多摩信用金庫が毎年主催している。
多摩ブルー・グリーン賞 | 多摩信用金庫
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