6月15日、「事業構想論」(担当教員:松本祐一教授、履修人数:309名)の授業にゲスト講師として株式会社LIFULL(東京都千代田区)地方創生推進部 北辻巧多郎様、株式会社ドリコム(東京都品川区)人事部採用グループ 神永健人様をお招きし、「多摩大学卒業生のキャリアデザイン」をテーマにご講演いただきました。お二人はともに2012年に本学経営情報学部をご卒業され、現在はビジネスの最前線でご活躍されています。
北辻様は株式会社LIFULLで営業、地方公共団体への出向を経て、現在は地方創生推進部に所属され、「未来は、空き家にあった」をキーワードに、空き家の見える化、空き家活用プロデュース、さらには多くの人々が地方に行く仕組み作りに取り組んでおられます。近年はLAC(LivingAnywhere Commons)という低料金で全国にある拠点に住み、働き、地域コミュニティーに参加する仕組みのプランニングを手掛けていらっしゃるとのことです。
神永様は4回目の転職で現職の株式会社ドリコムに入社されました。ドリコムはブログサービスを原点に、モバイルゲーム事業に注力、近年はweb3(NFT、ブロックチェーンなど)、さらには出版・映像事業の立ち上げと事業を拡大しているそうです。神永様は早い時期から自らやりたい事を「人事採用」と決め、目標に向かってステップアップを図り、現在は採用グループのマネージャーとしてご活躍されています。
松本教授とのパネルトークでは、多摩大学を選んだ理由について、神永様は「ビジネスに必要な経営と情報の両方を学べるところに魅力を感じた。オープンキャンパスでの模擬授業の視点が面白く、またPCが全員に貸与されるなど、やりたい方向性がマッチした」、北辻様は「一浪したビハインドを取り戻したかった。学生数が少ないこともあり教員との関係性が濃密で、コストパフォーマンスの良い大学だったから」とのことでした。また自らの就活については、北辻様は「平均して100社にエントリーする時代だったが、1社あたりを深く調べるという戦略を実行。会社のビジョンや地域との関わり方など調べ上げ3社に絞ることで、夢である地域活性化のスペシャリストを目指した」とのことです。神永様は「人事関係の職種といったボンヤリした志望はあったが、周囲の約50人から自分がどう見えているか聴き、他己分析して自己の強み弱みを探った。そうすることでやりたいことの解像度を上げた」とのことでした。
最後に、北辻様から「この大学で良い思い出を作って欲しい。そしてまず行動すること。そうすると時間をかけてでもやるべきことが見えてくる」、神永様から「学生時代は遊びも本気で取り組んで欲しい。いろいろ試し挑戦することで自分が突き抜けられることを見つけるとよい就活に繋がる」とエールをいただきました。
株式会社LIFULL : https://lifull.com/
株式会社ドリコム : https://drecom.co.jp/
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