8月24日、25日に「シベリア抑留78年追悼イベント」が開催され、多摩大学 多摩キャンパス T-Studioからオンラインで参加しました。
このイベントは第二次世界大戦後のシベリア抑留において、ソ連・モンゴルで亡くなられた方々で現在確認が取れている4万6300人のお名前をリレー形式で一人ずつ読み上げ48時間連続追悼するもので、今年で4回目になります。シベリア抑留者支援・記録センターが呼びかけ、戦場体験放映保存の会、history for peace、ヒロシマ連続講座、日本ユーラシア協会、多摩大学が協力して実施されました。
24日にはコムソモリスクで抑留を体験された相模原在住の西倉勝さん(98歳)が読み上げに参加された他、来場された方々による読み上げが行われました。また両日を通じて11名の本学学生、卒業生、教職員が読み上げに参加しました。
読み上げに参加した学生たちからは、「声に出して読み上げることで、シベリアで亡くなった方々の想いが伝わってくるようでした」、「多くの人たちが悲しい思いをした戦争を二度と起こしてはならず、小さな事でも取り組んでいきたいです」、「大学在学中に貴重な体験ができました。今度は自分が後世に伝える役割を担ったと思います」などの感想がありました。
会場には本学卒業生の濱大貴さんが在学当時制作した、メタバース上に構築されたバーチャル収容所が展示され、バーチャル空間で実際に抑留者の人たちが住んでいたバラックを体験することもできました。
戦争体験者が高齢化し、犠牲者が忘れられていく中で、今回のような参加者ひとり一人が声を出して名前を読み上げるという新しいスタイルの追悼イベントはシベリア抑留に加え、沖縄戦、東京大空襲などの追悼でも行われるようになり、平和教育として評価されています。
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