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寒川町観光協会・多摩大学共催「ホスピタリティ観光セミナー」第5回を開催

 一般社団法人寒川町観光協会と多摩大学グローバルスタディーズ学部との連携協定に基づき、2月18日、寒川町商工会で第5回「ホスピタリティ観光セミナー」を開催しました。今回は、一般財団法人日本総合研究所(会長:寺島実郎) 理事長 松岡 斉 様を講師としてお招きし、『ジェロントロジーと美麗学』をテーマにご講演いただきました。

 最初に今回のテーマである「ジェロントロジー」についてご説明いただきました。日本では「老齢学」と考えられていますが、海外、とりわけ米国では「美麗学」と捉えており、1970年代ごろからこの分野について注目されるようになったとのことです。南カリフォルニア大学では、ジェロントロジーに特化したLeonard Davis School of Gerontologyと創立者の名前を冠した学部があり、そこでは「We are making aging better」、最後には「We are making life better」とあり、学士号、修士号、博士号まで修得することができるそうです。

 次に最近よく耳にする「100歳人生」に向けてお話いただきました。女性は以前から近所付き合いがあり、外に出る機会もありますが、男性の場合、会社人生から退いてからは外に出ずに家に閉じこもることが多くなりがちといわれます。この『ジェロントロジーと美麗学』では、定年退職してから家に閉じこもり悠々と過ごすのではなく、これまでの経験、専門知識、言語などを生かし、人と触れる、積極的に人と交流し地域に触れる、地域の課題解決にチャレンジすることの重要性を説いています。それにより、貢献できる、役に立っている、人は自分を必要としている、ということを自覚すると、有意義に、美しく、輝ける人生を送ることができ、結果としてそれは自らのためでもあり、地域のためにもなるということです。

 最後に寒川町での農業と観光についても言及されました。農業に関しては後継者不足の問題はあるものの、寒川町特産のヒマワリ、カーネーション、スイートピー、梨、メロン、その他を通じ、観光とのコラボレーションの可能性は十分にあるとのことでした。今回も会場からは多くの反響がありました。

後援:寒川町、寒川町商工会、JAさがみ寒川地区運営委員会事務局、一般社団法人寒川青年会議所

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本日のテーマ

一般財団法人 日本総合研究所 理事長 松岡 斉 様

会場の様子

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