多摩大学産官学民連携 Activities Examples多摩大学産官学民連携 Activities Examples

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「福祉×産業で実現する Well-being なまちづくり」シンポジウムを開催

2月14日、多摩大学多摩キャンパスにて公益社団法人日本フィランソロピー協会と多摩大学の協働で行う「まちづくり研究会」のイベントとして、「福祉×産業で実現する Well-being なまちづくり」シンポジウムが開催されました。越境人材育成を目的にした同研究会に参加した多摩地区7市役所の意欲的な若手職員の各市の課題発表と多摩大学の若手研究者による研究発表を行い、本学の教員6人、学生1人含む自治体、企業、大学関係者等49名が参加しました。

第1部では公益社団法人日本フィランソロピー協会 三宅玲子様より「福祉×産業で実現する Well-being なまちづくり研究会」概要報告と7つの市役所(八王子市、立川市、昭島市、東村山市、国分寺市、西東京市、瑞穂町)から若手職員が考えた課題解決をテーマに、地域住民のコミュニティ形成、交通不便の解消、様々な福祉施策等について発表がありました。

また、同研究会に参加した本学経営情報学部ながしまゼミの学生から「様々な事情で就労が困難な人や在日外国人が抱える社会課題を解決するため、自分の地域で何ができるかを考える機会となり、住み続けられるまちづくりのために地域交流を促進し、産官学民連携が地域共生社会の実現に必要であることを学びました」との発表がありました。

 第2部では 本学経営情報学部の田中友理専任講師、樋笠尭士専任講師、久保田貴文准教授の3名が登壇し、下記のとおり研究発表を行いました。

田中友理専任講師

「テーマ:コロナ禍における『新しいルール』の受容を促進する要因」

コロナ禍における『新しいルール』であるマスク着用の受容度をアンケートで調査し、その分析結果をもとに個人の価値観の違いによる言語表現の受け取り方への影響について報告がありました。それによると、個人の権利を重視する人は推奨表現で書かれたルールを受容しやすく、集団の義務を重視しない人は禁止表現で書かれたルールを受容しづらいという傾向があるとのことでした。

樋笠尭士専任講師

「テーマ:多摩ニュータウン在住シニアにおける交通不便地域の交通分析と課題」

高齢化に伴う移動手段への弊害が見られる多摩地域において、シニア(50~88歳)700名を対象とした交通機関に関するアンケート調査を行い、その調査結果に基づく交通機関への需要と利用する市民の性質の相関性についての報告がありました。値段や乗換えの面でバスと同様の需要に応え得る相乗りタクシーにおいて、需要と相関性があるのは「移動目的のプライベート性」や「移動を共にする人物への安心感」という要素であるとのことでした。

久保田貴文准教授

「テーマ:八王子市における EBPM に向けたイノベーション調査結果の分析」

八王子市内の事業者を対象にイノベーション実行率・実現率に関するアンケートを行い、その結果と企業の「規模」「業種」「融資の有無」「創業年代」の四つの分類を照合したことによる、実行率・実現率と各分類の相関性についての報告がありました。ロジスティック回帰分析によると、重要度が高い変数としては、実行を目的変数としたモデルでは企業規模であり、実現を目的変数としたモデルでは業種であるとのことでした。  

最後にグループワークを行い、同シンポジウムを通じて、参加者同士が多摩地区の課題を共有し、解決に向けた共創の推進を図ることができました。

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「福祉×産業で実現する Well-being なまちづくり」シンポジウム開催

学生による発表

田中専任講師による研究発表

樋笠専任講師による研究発表

久保田准教授による研究発表

参加者の集合写真