高校生や大学生と地元事業所の交流促進事業を行う「おだじぎょ」プロジェクトは、本学経営情報学部ながしまゼミの学生が企画、神奈川県小田原市と連携し、公民連携、若者・女性活躍の推進拠点「おだわらイノベーションラボ」を活用しながら、高校生、大学生、企業・団体などの地元事業所との交流を図り、将来的に小田原市へのシビックプライド(市に対する市民の誇り)の醸成を図り、地域活性化につながることを目指しています。
11月4日、おだわらイノベーションラボにてながしまゼミ生の司会のもと、同プロジェクトの小規模勉強会を実施、地元の高校生(2名)、本学経営情報学部ながしまゼミ(3名)と株式会社JSフードシステム、株式会社デコリア、フロンティア1株式会社、株式会社REXEVの4社から各1名の方にご参加いただき、「地元の学生と協働したいSDGsに関する取り組み」をテーマにクロストークを行いました。また、小田原市職員の方(3名)にはオブザーバーとしてご参加いただきました。
参加企業からは、会社概要と各社のSDGsに関する取り組みをご説明いただいたあと、高校生と大学生へマーケティング戦略に活かせる若者ならではのSNSの活用や地元の地域貢献活動に対する気持ちなどについて問いかけがあり、Z世代の彼らからSNS利用実態や自分の住んでいるまちの魅力について率直な発言がありました。
クロストーク終了後、参加者からは「こどもや若者が参加可能なSDGs活動があることを知ることができた」「若者でも企業のSDGsの取り組みを一緒に考え、協力できることがわかった」「若者の情報ツールにはSNSが必要不可欠であることを再認識した」「SDGsを軸に共通の話題をもって、若い世代の方と知り合えたことが良かった」などの感想がありました。
最後に小田原市企画部未来創造・若者課府川様から「SDGsをテーマに若者と企業の方をつなぐコミュニケーションの場になったと思う。今後、各ニーズをつなげていくうえでの気づきを得ることができた」とのコメントをいただきました。
また、長島剛教授から「まちの魅力は、働きたいまちかということがとても重要です。高校生や大学生が「おだじぎょ」プロジェクトを通して地元事業所を知る機会となり、将来小田原に戻って仕事をしたいと思われる魅力あるまちづくりが大切です」とのコメントがありました。
今後は、高校生、大学生、地元事業所の事前学修、会社見学会、成果発表会などを行っていく予定です。
※クロストークとは座談会、言い合いやおしゃべり
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