8月22日、23日、多摩大学T-studio2階にて多摩市福祉協議会と共催により連光寺・聖ヶ丘地域の市民を対象としたICT支援としてスマホお困り相談会を行いました。
相談員として本学増田浩通准教授と学生2名が参加し、相談者については、1日目が6名・2日目が2名参加されました。
相談会は、スマートフォンの基本操作、カメラなどのアプリケーションや画像の保存、送信など基本的な操作に関することを中心にして実際の操作を行いながら行われました。また、新たに機種を変更されたことによりスマホ操作が出来なくなったなどの機種変更後の悩みに関する相談も実施しました。
高齢者の場合、タッチ操作そのものに問題がある場合やスマートフォンが持つ様々な機能が覚えられないこと、複雑な操作を理解できないことも相まってスマートフォンを使いきれてない場合も多いことが見受けられます。また、操作が習得できないため、諦めてしまったり、使わないままで放置していたなどの声も聞こえました。参加者は、事前に質問を整理して持参するなど、相談員に質問し、メモを取るなどされており、「新しい機種に替わって使い方が全く分からなくなって迷子状態でした。今日でだいぶ分かるようになりました。今まで使えなかった機能も教えていただいて助かりました。」などの感想をいただき、好評でした。
多くの公共サービスやインフラサービス、決済等がスマートフォンのアプリを前提に提供されるようになってきており、ICT弱者が取り残されないためには定期的な相談会の実施の必要性が感じられます。参加した学生の相談員は「相談者の悩みを理解することが難しく、やさしく説明するのが大変でした。」と感想があったものの、相談員も時間延長にも柔軟に対応していました。
運営に尽力された多摩市社会福祉協議会の方からは、地域内でのニーズはあると感じたので次回開催も視野に広く呼び掛けたいとお話しがあり、今回の相談会で地域の皆さんと繋がり貢献できたことは意義があり、今後も必要な場であると確認しました。
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