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高齢者との関わりを考える~地域とつながる福祉教育~

2月3日、多摩市立聖ヶ丘小学校にて「高齢者について考えよう」をテーマに総合的な学習の時間(対象:4年生2クラス54名)の一環として授業が行われました。

本授業は、経営情報学部 杵渕洋美准教授の「子どもの高齢者理解を深める福祉教育プログラム」の調査研究*の一環としてご協力いただき、4年生の担任教諭との事前準備を踏まえて実施したものです。

授業では、高齢者のイメージを問いかけたり、日本の年齢層の変化をグラフで読み解いたりしました。子どもたちは、「腰が曲がっている」「階段の上り下りが大変」「知識が豊富」などの意見を出しました。授業が進むと、65歳以上の人が元気に活躍していることを知り、高齢者への印象が変わりました。

また、地域の見守り隊との関わりを振り返り、自分たちが高齢者にできることを考えました。「一緒に遊ぶ」「会話をしながら自宅へ送る」「逆に見守る」などの意見が挙がり、高齢者との関わり方について理解を深める機会となりました。

*本研究は、高齢者の適切な理解と関わり方に関するカリキュラム開発を最終目的とし、高齢者を憐みや介護の対象から生活の主体者と位置づけ、同じ地域に住む市民として、多様性を理解し地域の方々と関わりあうカリキュラムを開発し、子どもと高齢者が相互に理解しあえる共生社会の実現を目指しています。

JSPS科学研究費基盤研究(C)「子どもの高齢者理解を深める福祉教育プログラムの開発と学 校教育現場への応用」(JP21K02340)の助成を受けたものです。

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授業のテーマ「高齢者について考えよう」

授業の様子

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