8月2日、中村その子ホームゼミが株式会社武蔵境自動車教習所(本社:東京都武蔵野市)営業企画部 小林良太様をお招きし、同社の新規事業に向けた提案発表を行いました。小林様には5月にホームゼミでご登壇いただき、同社の事業、経営理念、提供するサービス等についてご紹介いただいたうえで、これまで同社が培ってきた資産を活かし時代変化に対応した新規事業を構想して欲しいとの課題をいただいていました。
この新規事業を構想するという課題に対して学生たちは3グループに分かれて検討を重ねてきた結果をまとめ、提案として報告しました。Aグループからは自動車教習所の練習コースを利用した交通公園の建設と付随する飲食店や物販、キャラクター等の充実について、Bグループからは教習所施設を利用した学童経営とそこで催される各種イベントの提案について、Cグループからは自動運転の先進性に着目し、イメージ優位性に繋げる提案について発表しました。
学生からの事業提案を受け小林様からは、現状の社員数や年商に見合った収益が期待できる事業か、現存キャラクターの活用は有効だが法的にクリアできるか、同じ自動車教習所でも地方と首都圏では収益構造が異なる、学生の皆さん自身が参加してみたいと思う事業やイベントになっているか、先進技術がどのように人の幸せや社会貢献に寄与するか、等の視点で深掘りするとさらにブラッシュアップできるのではないかとコメントをいただきました。また、全体的な感想として、社会人になると仕事の忙しさに流されてしまいがちだが、大学生は理論的に考えていることがよくわかった、どの提案も話題性を重視しており、まず知ってもらうという姿勢が強く、是非持ち帰って検討材料としたいとされました。
最後に、今後の就活や就職して社会に出ていく学生に向けて、「グループで意見を集約することは大変難しいことで、そのためには人の意見を聴く力が大切です。社会に出てから必ず役に立つ能力なので、大学のゼミでの訓練を通じで育んでいって欲しいと思います」また、「情報が氾濫する現代社会において、『知る』ということと『理解する』ということの違いを認識し、自らの頭で考え理解し自らの行動に落とし込んで行ってください」とエールをいただきました。
武蔵境自動車教習所:https://musasisakai-ds.co.jp/
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