小田原市と長島剛ゼミ(ながしまゼミ)の学生5名は、2022年度からおだわらイノベーションラボを活動拠点とし、若者と市内事業所が交流することにより、同市の魅力を再認識し、シビックプライド(市に対する市民の誇り)の醸成を促進することで、将来的に地域活性化につなげることを目的とした「おだじぎょプロジェクト」を実施しています。
今年度は、若者達が工場見学に参加することにより、市内事業所に興味を持ち、地元愛・郷土愛を育むきっかけを作るため、本学学生が中学生、高校生向けの「工場見学会」を企画提案、開催しました。
7月18日には2社の地元事業所に向けて、学生が同プロジェクトの企画の趣旨説明を行い、「中高生にとって印象に残る工場見学とは」をテーマにクロストークを展開、参加者の理解を深めました。
学生は工場見学会に向けて地元事業所との日程やプログラム内容の調整等を図るための企画書を作成、小田原市との打ち合わせを重ねました。また、事前学習として各事業所にまつわるクイズ問題を作成、参加者へ課題を課し、当日の参加チケットとして持参することを考案しました。
当日には早くから綿密な打ち合わせを行い、小田原市役所、各地元事業所の方々へ当日の流れを説明、会場設営、参加者受付、誘導等を行いました。
8月7日には独立行政法人国立印刷局小田原工場(参加者:中高生9名、保護者6名)、8月22日には花王株式会社小田原事業場(参加者:中高生20名、保護者13名)を訪問、工場見学のあとに参加者と大学生(ファシリテーター)が「事業所」や「小田原市」に対するイメージやメリット、デメリット等についワークショップを実施、情報を整理、可視化したことで実践的な経験を通じて地元事業所について学ぶことができました。
学生は実際の社会人としての経験をシミュレーションしたことで将来のキャリア形成を考えるヒントを得ることができました。
【中高生のための工場見学会】
・独立行政法人国立印刷局小田原工場(事業内容:日本銀行券の製造、その他諸証券類等の用紙の製造)
概要説明、展示室及び印刷棟観覧廊下の見学
・花王株式会社小田原事業場(事業内容:化粧品の製造)
概要説明、工場見学、COCOLAB及び調香体験
9月7日には研究成果発表会の実施を予定しています。
小田原市のホームページはこちらからご覧ください。
独立行政法人国立印刷局小田原工場の
ホームページはこちらからご覧ください。
花王株式会社小田原事業場のホームページは
こちらからご覧ください。
関連ニュース
-
民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
-
政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
-
大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
-
地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます