2026年5月14日(木)の「事業構想論*1」(担当教員:松本祐一教授)の授業に、株式会社ソルプレーサ・イノベーションズ 代表取締役 大久保 航也氏をゲストとして迎え、「私たちが目指す地域協創 ~「スポーツ×企業」から生まれる未来~」をテーマに講義が行われました。
大久保氏は、高校卒業後、フットサル選手へ。イタリア、ドイツに渡り、選手として活動しながら海外の大学で学業にも励み、国内クラブでもプレーした後、怪我などの影響もあり23歳で第一線から引退。引退後は東京にて商社の外資系繊維部門の会社でプレス、営業、販売業務やITベンチャー会社勤務等を経験。その後地元である北海道の十勝にUターンし、スポンサー企業に従事しながら飲食事業、スポーツ事業、IT事業を展開する会社を25歳で設立。現在は2社の代表を務めながら、清水町にて地域プロデューサーとして地域活性化プロジェクトの統括、鹿追町にて小学生から高校生への教育支援業務にも携わっています。
同社は、十勝を基盤にスポーツで地方創生を体現するようなスタートアップ組織を目指して、清水町で立ち上げられました。同社の運営する、大久保氏の尽力により短期間で北海道No.1に上り詰めたフットサルチーム、「東北海道ソルプレーサ十勝」の本拠地は帯広から清水町に移転しており、清水町とは包括連携協定を結び、町内の指導者の人材育成や発掘、町民の健康増進を図るための取り組み、子どもたちへの指導などを行なっています。
講義では大久保氏が考える“事業構想”について、スポーツ分野でのスタートアップ組織を目指し、様々な自治体や地域企業と連携した新たな事業展開や、自身の思いを事業へと昇華させた経験を紹介しました。今後、地域や地域企業全体を巻き込んだ新たな取り組みも構想しており、スポーツを通じた地方創生を実現していきたいと考えているとのことです。
また、学生たちへのメッセージとして、以下の思い、姿勢を大切にしていることを伝えられました。
・好きなことに正直に
・挑戦に遅いことはない
・どんなことも自分の人生に+
・近くの人に応援される人間に
・現状感謝と出逢いを大切に
・質を高めるにはまず量をこなす
・自分で努力は認めない
大久保氏の熱意あるお話に心を動かされた学生たちは、質疑応答の時間になると次々に質問を投げかけました。時間に限りのある中、大久保氏は自身の経験を踏まえ、一つひとつの質問に丁寧に答えてくださいました。
十勝からプロリーグ参入を目指すと同時に、スポーツチームとして地域のハブとなり、フットサルを起点に十勝の活性化に取り組む地域共創型クラブ「東北海道ソルプレーサ十勝」の今後に期待が高まります。
東北海道ソルプレーサ十勝ホームページ:東北海道ソルプレーサ十勝 | 東北海道・十勝を拠点に活動するフットサルチーム
*1:多摩大学では事業構想を「世の中の不条理を解消しようとする問題解決行動」と定義し、アイディアが事業構想へ発展するまでのプロセスを重視しています。本授業では、事業構想を理解するための3つのアプローチとして「言葉の意味から考える」、「既存理論から考える」、「事例から考える」を提示し、春学期は“事例”に焦点を当て、実践者の視点から事業構想の本質を学びます。
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