6月23日(木)、「中村その子ホームゼミ」(担当教員:中村その子教授、履修人数18名)の授業にゲスト講師として株式会社オートアベニュー(本社:東京都西東京市)代表取締役社長 伊藤理香様をお招きし、ご登壇いただきました。
中村その子ゼミでは、地域企業と連携した広告・宣伝・PR・情報発信を通じ、学生が自らのアイデアを製品開発に結び付けるための研究を行っています。これにより関連する社会の現場で自分の志を実現すべく、革新的で創造的な役割を果たして仕事をしていくことができるようになることを目指しています。今回は(株)オートアベニュー様のラジオCMを作成するにあたり、代表取締役社長の伊藤様に会社の経営理念やブランド戦略等をうかがいました。
オートアベニューは西東京市に本社を構え、自動車新車・中古車販売、自動車・バイク整備(特定指定整備工場認定)、損害保険代理店営業を主な事業としています。社員数20名という独立系の小規模な会社ですが、3C分析により、強みは全メーカーの新車を扱うこと、地元に密着した親しみやすさ、履歴のハッキリした中古車を提供できることとされました。またABC理論では考えていく順番が大切とされ、自社商品志向ではなく、お客様志向が重要で、その結果「まごころ整備」、「新車くらべま専科」、「里帰りU-Car」を3つの柱として掲げているとのことです。
次に、提供する商品やサービスが持つ物語性をお客様に伝える手法であるストーリーブランディング手法に言及され、お客様が購入する理由は最高の商品ではなく、一番わかりやすい商品であるということから、物語の力を借りてわかりやすく伝えることの大切さを説き、Appleを世界的企業に導いたスティーブ・ジョブズの「Think different!」の言葉に表されるように、主人公が光り輝く人生を送れるようにというお客様主役の考え方への転換こそが鍵になるとされました。
最初に、中村その子教授より、ラジオCM制作にあたってはクライアントの生の声を聴くことが最重要であり、今回、伊藤様よりうかがった同社のブランディング戦略をよくかみしめ、次回以降CM作成に取り組みましょうという言葉で締めくくられました。
株式会社オートアベニュー : https://www.auto-avenue.co.jp/
関連ニュース
-
民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
-
政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
-
大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
-
地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます