10月18日、「ホームゼミ志」(担当教員:杉田文章教授、趙佑鎭教授、中澤弥教授、石川晴子教授、中村有一教授、増田浩通准教授、内藤旭惠准教授、千ヶ崎清孝准教授、関秀雄客員教授)の授業にゲスト講師としてトイレ研究家でアントイレプランナー代表の白倉正子様をお招きし、「私はどうしてトイレ専門家になったのか?~多摩大学で学んだ創職魂で、志を決めた私」をテーマにご講演いただきました。白倉様は本学経営情報学部の第4期生で1996年にご卒業され、現在は第6代目の同窓会長にご就任されております。
白倉様は大学受験を控えた高校3年生の時に多摩大学および当時の野田一夫学長の存在を知り、多摩大学入学を決意したそうです。そして戦略的に受験番号1番を確保。晴れて入学式では新入生代表挨拶を任され、間近で学長に対面でき大いに感激されたとのことでした。そして「高等教育を受けた者は、他人が作った職にありつこうとする「就職」なんて屈辱的な真似をするな!自ら事業を起こし、あわよくば他人のために雇用の場を作ってやれ!」との「創職(そうしょく)魂」を多摩大学で培ったそうです。そして在学4年間では、望月照彦ゼミ、柳孝一ゼミやサークル活動通じて、創職のテーマ(何屋さんになるか?)を探求したそうです。
そして卒業論文を「トイレ空間を巡る企業の経営戦略」のテーマで書くと決め、執筆中、阪神淡路大震災でのトイレ問題が発生したり、海外の劣悪なトイレ事情などを知るうちに、自らが改革の先頭を走り社会への怒りをトイレから変えてやらねば!と誓い、トイレ研究家になると将来を決めたそうです。その後NHK「青春メッセージ98」に出場したことがきっかけとなり、野田一夫先生のアシスタントとして宮城大学での職員としての勤務を経て、現在はトイレマーケティング、解決すべきトイレの課題明確化、新しいトイレのヒント探索、トイレ事業に関係した雇用創出などに取り組んでおられ、トイレビジネスを世界中に展開すれば、SDGsを実現できると確信しているとのことでした。具体的には、商品開発、執筆活動、調査・研究、講演・セミナー、トイレアクセサリー制作などご活躍の幅を広げており、メディア露出も多数こなされていらっしゃいます。
最後に学生たちに、「大学時代の価値は『時間』です。勉学、ゼミやサークル、恋愛、バイト、趣味、友人との語らい、読書、等々たくさんの経験をしてください。その中で1つだけは深めてください。つまり「Tの字のように、経験の幅広く、一部は深く」です。それが自分探しの素材になります」とエールを送っていただきました。
女性トイレ研究家 白倉正子 公式サイトはこちら
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