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「NPO・NGO論」の授業に特定非営利活動法人 ツナグバヅクリ 鎌田菜穂子様がご登壇

2023年10月13日

10月10日、「NPO・NGO論」(担当教員:松本祐一教授)の授業にゲスト講師として特定非営利活動法人 ツナグバヅクリ(東京都日野市)代表理事 鎌田菜穂子様をお招きし、「私のNPO活動 まちの起業とコミュニティをつなぐ」をテーマにご講演いただきました。

鎌田様は大学短期大学部の芸術科演劇専攻ご卒業後TV番組制作、新聞広告営業などに従事。1990年に横浜博覧会国際交流ゾーン担当を契機に地域に密着した仕事に惹かれ、多摩エリアに関わる仕事を志望。八王子エリアのタウン誌等の営業・編集、多摩ニュータウンのまちづくり事業事務局、多摩ニュータウン暮らしの情報センター開設等を経て、2015年に特定非営利活動法人「ツナグバヅクリ」を設立されました。

最初に、「ツナグバヅクリ」の目指すこととして、自分が暮らすまちで、自らの「好き」・「得意」を発揮して、行政では手の届かない分野・領域でまちと繋がり、等身大の仕事をまちで生み出すことまたはその場を築くことであるとされました。続いて、「ツナグバヅクリ」の設立理念と実際に運営している国分寺の「カフェといろいろ びより」、八王子のシェアキッチン&シェアスペース「まちはぐ」、また立ち上げから地域人材による運営組織(一般社団法人ななつのこ)設立までをツナグバヅクリで担い、ご自身は現在も一般社団法人の代表としても継続して運営に携わる千歳烏山の「コミュニティカフェななつのこ」について詳細をご紹介いただきました。また、新築大規模分譲マンションを中核とした交流プログラムや新しい公園づくりにも携わっていらっしゃるとのことでした。最後に大切なこととして、地域のことは地域の人に教えてもらうこと、NPO法人とは言え継続するには収支と言った経営行為が重要であることを挙げられ、学生たちに対して自分の考えていること、行動しようとしていることをロジックを立てて説明する手法や力を身につけて欲しいとエールを送られました。

松本教授との対談では、「NPOでは、受益者、補助金等提供者、寄付者など複数の顧客がいるとも言えますが、どの顧客を一番大事にされていますか?」の問いに対し、「場としては例えば日替わりのランチやイベントなどを主体的に提供するアクティブユーザーでしょうが、どれか一つの顧客では成り立たないので全ての顧客です。特に行政やデベロッパーに市民の想いを伝える役割が重く、通訳と言われたことがあります」と回答されました。また、「今後やりたいことは何ですか?」との問いに対しては、「コミュニティカフェをとってみても中央線やモノレールの1駅にひとつあってもよく、カフェ単体で収支が取れるまでには試行錯誤が必要です。これまでの経験を伝えていく余地は多くあると思います」と応じられました。

「カフェといろいろ びより」はこちら 

シェアキッチン&シェアスペース「まちはぐ」はこちら 

「コミュニティカフェななつのこ」はこちら 

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ゲスト講師を紹介する松本祐一教授

鎌田菜穂子様 ご講演

鎌田菜穂子様 ご講演

鎌田菜穂子様 ご講演

聴講する学生たち

質問に答える鎌田菜穂子様

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