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「情報ネットワーク」の講義に早稲田大学 理工学術院 教授 坂井滋和様がご登壇

2022年12月22日

 12月16日、「情報ネットワーク」(担当教員:内藤旭惠准教授、履修人数120名)の授業にゲスト講師として早稲田大学 理工学術院 教授の坂井滋和様をお招きし、「インターネットと映像メディア」のテーマでご講演いただきました。坂井様はTVカメラマンを経て日本初の商用CGアニメーション制作システムの開発に携わられた後、独立してフリーランスのCGクリエーターとしてNHK科学番組に多くのCG映像を提供されたそうです。1994年から大学で教鞭を執られ、2001年に早稲田大学に移りデジタル映像関連分野の研究・教育に従事されているとのことです。

 最初に1450年代に開発された活版印刷機による第1次メディア革命、アラブの春に象徴される第2次メディア革命についてご紹介いただき、特に後者では民衆の情報伝達手段はPC・携帯電話やSNSの利用が特徴であり、近年のモバイル通信技術のレジリエンス高度化やデータ圧縮技術、暗号化技術等の進歩の寄与が大きいとされました。

 続いて、21世紀型マスメディアについて、情報の制作者と発信者は別組織で視聴者はPCやスマホを使い個人で楽しむ他、意見交換はSNSが使われることが特徴とされました。この21世紀型マスメディアを支える表現技術、表示技術の詳細についてご説明いただき、特に各種センサーの実用化、高品位映像圧縮技術、高速大容量通信技術、AI技術についてご紹介いただきました。

 そしてメディア技術が社会に与える影響に言及され、創造性の拡張に伴う現実感の欠如、表示技術の進展に伴う視覚の酷使、通信技術の利便性拡張の裏にある悪用の増加とともに、AI技術の影響は未知数とされました。そして、新たな課題として、ビデオ判定(VAR)、メタバース(VR)、フェイク映像、NFTによるデジタルアート、AIによる絵画や映画製作等、実現性と社会に及ぼす影響、課題について解説していただきました。

 最後に、「新しい技術が実用化されることで、ワクワクするような新しい時代が到来します。これまでのやり方にとらわれず新たな方向に向かって行って欲しい。これまでとは違う技術なり、取組なりを学ぶ必要が出てくるかも知れませんが、臆せず前に進んで行ってください」と締めくくられました。

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坂井滋和様ご講演

坂井滋和様ご講演

内藤旭惠准教授より坂井滋和様ご紹介

聴講する学生たち

坂井滋和様より学生へのメッセージ

ウエルカムボードにて

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