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「事業構想論Ⅱ」に未来映像研究所LLC 小野原正明様がご登壇

2022年11月28日

 11月25日、「事業構想論Ⅱ」(担当教員:松本祐一教授、履修人数288名)の授業にゲスト講師として未来映像研究所LLC (本社:東京都新宿区)CEO/Producerの小野原正明様をお招きし、「漫画とアニメとエンジニアリング」のテーマでご講演いただきました。同社は「エンタメを通じて新しい『表現手法』を主眼・特化して制作に従事する会社」をうたい、漫画、アニメ、イベント、遊技機、ゲーム、教育動画等を手掛け小野原様は全体のプロデュースに従事されていらっしゃいます。まず、同社が手掛けた作品の中から代表的なアニメや東京モーターショウでのARコンパニオン等々をご紹介いただきました。

 漫画の制作は脚本、レイアウト、ペン入れ、仕上等幾つかの工程から成り、従来は紙で行われていたものが現在ではクラウド上でのデジタル作画により、何時でも何処でもチームで効率的に制作することができるようになったとのことです。この流れにより出版概念自体が変わってきており、個人がコツコツと時間をかけてファンとお付き合いするような実例も出てきているとのことです。さらにAIを使いチームではなく個人が、たとえ絵が描けなくてもイマジネーションを膨らませ漫画が創れる時代になったとのことです。加えて、エンジニアリングによる漫画表現を通じたコミュニケーションとコミュニティの形成の実例、韓国での縦スクロール漫画の隆盛等をご紹介いただきました。

 次に、アニメの未来を概観し、プロダクション・エンジニアリングを3D表現の側面、制作に必要なインフラの側面、実際の3Dアニメカット制作を例に実用化の側面からご紹介いただきました。そして、従来の出版社として頒布する製作委員会方式からコミュニティ・プラットフォーム中心の完全自己完結型同人ビジネスモデルに移行していくとされました。最近盛り上がりを見せるメタバースについては、リアルに人に会わなくても事が進められるようになると、重要なのはコンテンツであるとされた上で、ノード化するコミュニティの互換性プラットフォームとして期待できるとされました。

 最後に、小野原様の学生時代からのICT技術の変遷を振り返えられ、「現代はジェネレーションギャップと言うよりもテクノロジーギャップから生じるコミュニケーションギャップが顕著になった。しかし友達やコミュニティを作りやすい環境が整ったとも言える。そのような時代、自分が楽しいと思うことを純粋に続けて自分に合ったことに集中していって欲しい。ツールや技術は日々変わっていくが、膨大な情報に振り回されるのではなく、情報やデータを自ら峻別する勇気を持っていって欲しい」とメッセージをいただきました。

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小野原正明様ご講演

松本祐一教授イントロ

彩藤ひろみ教授による小野原正明様ご紹介

小野原正明様ご講演

聴講する学生たち

小野原正明様より学生へのメッセージ

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2022年10月24日

「事業構想論Ⅱ」に中小企業診断士の伊藤真一様ご登壇

「事業構想論Ⅱ」(担当教員:松本祐一教授・長島剛教授)の授業にゲスト講師として東京都中小企業診断協会三多摩支部中小企業診断士であり、株式会社アイドリングトークの代表取締役社長でもある伊藤真一様をお招きし、お話をうかがいました。詳しくはこちら