10月19日、長島剛ゼミ(ながしまゼミ)(履修者:40名)に東京都立町田総合高等学校の野路強副校長と星野晴彦主任教諭をお招きし、ワークショップを行いました。
同校では、キャリア教育を重視し、生徒一人一人が自らの進路、将来について考えを深め、多様な教科・科目などの中から自らの時間割を作成するなど、主体的に学習に取り組める環境を整えています。また、東京都教育委員会から「地域探究推進校(令和3~6年度)」に指定され、地域の大学や小・中学校、企業、地域協議会、自治会等と連携し、町田市の教育資源を活用しながら、生徒が自らの課題を設定し、その課題の解決を図る学習に取り組んでいます。
星野先生から同校の教育活動についてご説明をいただいたあと、「地域探究に関わる教育活動を考えよう!!」というテーマをいただき、高校生が地域を考えながら、成果物を作成するまでの教育方法や高校2年生の2学期から3年生の1学期までの課題研究のテーマ、内容などについて6チームに分かれて意見交換を行いました。
各チームから段階を踏んだ課題発見(町田市や地元企業を知る)の設定、ヒアリングの実施、成果物の作成(資料や冊子)、自治体や企業をお招きした発表の場の設定などながしまゼミの活動経験(イベント企画、運営、資料作成、発表、企業訪問など)を活かした町田市探究の提案があり、星野先生からぜひ2023年1月24日に同校で行われる外部講話(地域の課題や思いを聞く)の授業へ出展依頼があり、ブース出展をすることとなりました。
また、星野先生からの「高校生の間に経験しておいたほうが良いことはありますか」との質問には「多様な年代の方との関わりをもつ機会を作ることです。大人と関わることは、自身の将来の展望を考える機会になります」などの意見がありました。
最後に星野先生から「大学生の声は高校生に響きます。ぜひ、本校へお越しいただき、ながしまゼミの活動経験を活かして町田市について考える方法を高校生へ伝えてください」とのコメントをいただきました。
また、野路副校長より「社会人になると最適化案や妥協案を提案する機会が多くありますが、ながしまゼミでの企業訪問の経験が社会に出た時に活かされると思います。これからも大学時代にしかできない経験をたくさんしてください」とのメッセージをいただきました。
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