第17回地球大学院に安田震一特任教授が登壇
2026年10月21日(水)、多摩市公民館主催の市民講座「第17回地球大学院」に、本学の安田震一特任教授が登壇しました。「アメリカ合衆国建国の地フィラデルフィア – その美術館所蔵品の日本との関係とは -」をテーマに開催された今回の講演には、会場の関戸公民館大会議室(ヴィータ・コミューネ8階)に22名が来場したほか、2名がオンライン参加しました。
講演ではまず、安田特任教授がアメリカ合衆国で受けた教育について紹介するとともに、年齢や性別、性的指向、人種などの違いを尊重し、誰もが組織に貢献できる環境づくりを目指す理念である「DEI(Diversity=多様性、Equity=公平性、Inclusion=包括性)」の考え方について解説しました。近年のアメリカ社会ではその考え方にも変化が見られてきていることに触れたうえで、歴史を学ぶことは、現在を理解し、将来を分析・予測するための基盤であり、科学技術だけでなく歴史・文化を読み解く「文化力」の重要性を強調しました。
フィラデルフィアは1776年のアメリカ独立宣言ゆかりの地であり、1790年から10年間にわたり首都が置かれた都市です。講演ではこの地で育まれた多彩な文化とその歴史的背景について、ペンシルバニア大学やフィラデルフィア管弦楽団の本拠地であるコンサートホール、街中に描かれた壁画などを取り上げ、自身が撮影した写真を交えながら解説しました。
さらに、1876年に創設されたフィラデルフィア美術館が所蔵する日本美術についても言及。古墳時代・平安時代・鎌倉時代の彫刻をはじめ、着物や茶室、民家、そして浮世絵など、同館が日本文化を一時的な流行としてではなく、歴史の流れの中で幅広く理解しようとする収集姿勢が見られると説明しました。
参加者は配布資料を手に熱心に耳を傾け、講演終了後には、「フィラデルフィアの歴史を知ることができ面白かった」「絵画の解説も楽しかった」「シリーズ化してほしい」といった感想が寄せられました。
第17回地球大学院|多摩市公式サイトはこちら
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