8月24日(水)、25日(木)に「シベリア抑留77年追悼イベント」が開催され、本学からも「多摩大学特設スタジオ」としてT-Studioからオンラインで参加しました。
このイベントは、現在確認が取れている4万6300人のソ連・モンゴルで亡くなられた方々のお名前をリレー形式で一人ずつ、48時間連続で読み上げ追悼するもので、今年で3回目になります。シベリア抑留者支援・記録センターが主催し、戦場体験放映保存の会、history for peace、ヒロシマ連続講座、日本ユーラシア協会、本学小林昭菜ゼミが協力して実施されました。
会場には彩藤ひろみゼミの学生が制作した、メタバース上に構築されたバーチャル収容所が展示され、バーチャル空間で実際に抑留者の人たちが住んでいたバラックを体験することもできました。
24日(水)にはコムソモリスクで実際に抑留を体験された、相模原在住の西倉勝さん(97歳)が来場され、学生たちに抑留当時の悲惨さを直接レクチャーされ、学生の案内でバーチャル収容所を確認いただいた他、読み上げにも参加されました。
25日(木)には、お父様をシベリアで亡くされた八王子在住の渡辺祥子さんが来場され、お父様ご本人のお名前を含む読み上げをされた他、学生、職員も分担して読み上げを行いました。
戦争体験者が高齢化し、犠牲者が忘れられていく中で、今回のような参加者ひとり一人が声を出して名前を読み上げるという、新しいスタイルの追悼イベントは平和学習としても注目されています。
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