3月28日、多摩大学と小田急不動産株式会社の連携事業「マチカドこども大学」が教室を出て会社見学を行いました。
社会科見学科目として行われた会社見学は、DX技術や環境技術の活用によりダイナミックに社会インフラの建設やまちづくりを進化させてきた総合建設業の株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長 奥村洋治様)の技術センターにおいて行われ、小学生11名(保護者9名)が参加しました。
3班に分かれて、「FTマッドキラー」、「土木」、「建設IT」、「省力化ロボット」、「環境配慮」、「建築生産」の各ブースで説明を伺って、クイズや体験で建設について学びました。
FTマッドキラーは、紙の製造過程で発生するペーパースラッジ灰を基材とした無機吸水系の土質改良材です。実際にどろどろの土にFTマッドキラーを混ぜ、さらさらになって固めることができる様子を体験しました。また、省力化ロボットのコーナーでは、四足歩行ロボットSpotを使った建設現場の管理や3Dスキャンなどの説明を受け、ロボットが実際に階段を上り下りするところを見学しました。こどもたちからは、ロボットの重さや動力、カメラの精度や制御方法などの質問や、「二つの足で立てますか」などの面白い疑問なども出ました。
建設ITのコーナーでは、三次元の建物図面であるBIMのデータを活用したAR(拡張現実)を体験し、建設現場での応用可能性についての質問などを交え、DX技術を用いた建設の現状も知ることができました。
その他のコーナーでも、自分の身の回りのビルを造るためのコンクリートの重さや固さの体験や、ビルがどうやってできるのか、トンネルはどうやって作るのかなどの説明を通じて、社会の基礎をつくるインフラ建設について親子で様々なことを学ぶことができました。
こどもの授業評価は、4.81、保護者は5.00と非常に高い評価をいただきました。
マチカドこども大学は、多摩大学と小田急グループ・小田急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区 取締役社長:五十嵐 秀様)の連携事業です。
マチカドこども大学のホームページはこちらからご覧ください。
https://www.machikado-uni.com/
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