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「AL実践 自動運転と社会」の授業でLiDAR実験を実施

経営情報学部では2023年度秋学期のアクティブ・ラーニングプログラムとして「AL実践 自動運転と社会」(担当教員:樋笠尭士専任講師)を開講しています。10月17日の講義では(株)日経リサーチ様のご協力のもとLiDAR実験を実施しました。なお、本学は内閣府が実施する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期、「スマートモビリティプラットフォームの構築」に研究開発拠点として採択されており、LiDAR実験は研究の一環として共同開催したものです。

LiDAR (Light Detection and Ranging)とは、光を用いたリモートセンシング技術の一つで、近赤外光を用いて距離の点群を認識するものです。近年自動運転車用センサーとして注目されており、車両のまわり200m程度までの3次元情報を取得することが可能とされています。

キャンパス内に設置したLiDARでキャンパスを通行する歩行者、一般車両、スクールバスなどをセンシングしどのような情報が得られるかを、歩行者や車の違い、車のサイズやボディーカラーの違い、複数の対象が重なって走行した場合など、いろいろな状況を想定して画像データを確認しました。

学生からは、「等高線状に表示される点群は何を表していますか?」、「人の身長差は識別できますか?」、「車の塗装表面の状況で反射光は影響を受けますか?」、「個人情報の扱いに課題はありますか?」などの質問があり、実験で確認するとともに、活発な議論が行われました。また学生たちはこの技術を用いて自動運転以外の用途に応用できないか、課題の検討を行いました。

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LiDAR実験装置

スクールバスを捉えたLiDARセンシング画像

キャンパス周囲のLiDARセンシング画像

実験結果を確認する学生たち

実験結果を確認する学生たち

実験中の表示

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