12月19日、「事業構想最新事情」の授業にゲスト講師として小田急電鉄株式会社 経営戦略部 課長 勝又俊介氏を迎え、「企業に求められるサステナビリティと小田急のサステナビリティ経営について」をテーマに講義をいただきました。
サステナビリティ経営は、GHG削減、生物多様性、人権の保護など、持続可能性に配慮した社会の実現に向けた取り組みに注力することが企業価値の最大化に繋がることから多くの企業が企業の経営指針として取り入れているものです。
同社においても、鉄道事業という移動手段を通じたまちづくりという企業理念に立ち、SDGs169ターゲットを参考にしたサステナブル重要テーマ(マテリアリティ)を設定されており、その細部について説明がありました。
「どのような社会貢献を実現されているのか」という学生からの質問に対しては、「短期的な収益だけでなく、ごみ問題の解決や地域コミュニティのデジタル化など、暮らしやすいまちづくりに取り組むことで地価上昇や人口増加を通じた長期的な社会価値の創造を目指している」との説明があり、やりがいについては、「経営者に現状を伝え、前提がない中で状況を理解してもらい、ボトムアップで必要な取り組みを上層部に認識してもらうことである」との話がありました。
小田急電鉄株式会社のサステナビリティの取組については下記URLよりご確認ください。
サステナビリティ|企業・サステナビリティ・IR|小田急電鉄
「事業構想最新事情」(担当:長島剛、履修者:247名)
実際の「事業構想事例」を実践者から聞くことで多様な活動を理解し、自分の将来を構想する糧としてもらうことを意図した産官学民連携を軸に議論を進める授業である。
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