11月5日、「多摩学X」*の授業にゲスト講師として株式会社タカキ 代表取締役社長 髙木聡氏を迎え、「業界・社会の課題への取り組み」をテーマに講義をいただきました。
株式会社タカキは、住宅・非住宅資材の販売、木材プレカット加工、不動産賃貸の事業を展開しており、経営理念として「地域に暮らす人の『良い住まいづくり』をお手伝いすること」を挙げ、人格を磨き、顧客や取引先、社員を大切にする経営を目指しているとのことです。
地域社会への貢献の一環として、「夏休み木工チャレンジ」という工作コンテストイベントを10年前から開催されており、展覧会には毎年4、5,000人の観客が訪れているそうです。木材プレカット加工時に出る端材で作った木工キットを基本とし、地域の事業者の協力により提供していただいた不要になった材料を子供たちが自ら地域の事業者を訪問して集めて、木工キットと組み合わせて作品を作ることで、子どもたちにモノ創りの楽しさを感じてもらい、協力先と子どもたちや保護者をつなぐ、地域に根付いた活動となっているとのことです。
災害対応として、木造応急仮設住宅の建設に取り組んでおり、全木協東京と東京都との協定で、被災後20日以内に着工し、1ヶ月で500戸の住宅を建設する準備を地域の工務店の団体とともに進めているそうです。地域の工務店により建設されることにより、地域経済の復興にも寄与する活動であると話されました。また、全国展開の商社や問屋と資材提供に関する協定を結び、連絡網の整備や、最新の図面、仕様書の共有、年1回以上のミーティングなどを開催しているそうです。
学生からの質問に対しては、建設業界の人材不足や職人育成、AIの活用などについて、今後の課題と展望についてお話をされました。
株式会社タカキHP
https://www.takakigroup.net/
エフエムたちかわ 84.4fm 毎週日曜日 夜8:30(20:30)
「このキなんのキらじおのタカキ」
本学経営情報学部 長島剛教授出演 12/22(日)、12/29(日)、1/5(日)
ラジオの視聴は「リスラジ」から
https://listenradio.jp/
*多摩学X:「多摩学」は多摩圏(多摩・神奈川)の来歴を探り、多摩の現状について考察し、未来を構想する学問であり、多摩圏の歴史・産業・文化・交通・社会(コミュニティ)・行財政に関する基本的な知識を習得することを目的とする。
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