6月12日、教職員会社見学会を本学教職員4名が住友金属鉱山株式会社青梅事業所 (所在地:東京都青梅市)にて行いました。本見学会では、人材育成・確保という大学のハブ機能の観点から、優良企業と教育機関を連携する目的で高校教諭等の参加を得て会社見学、意見交換会を実施しました。
参加高校等は、東京都立秋留台高等学校、明星中学校・高等学校の教員11名、認定NPO法人育て上げネットの方1名です。
創業1590年の住友金属鉱山株式会社は、鉱山開発・運営を行う「資源事業」、鉱物資源から金属を取り出す「製錬事業」、金属に新たな価値を与える「材料事業」の3事業が連携を図りビジネスを展開しており、中でも青梅事業所は、「材料事業」の主要拠点としてスマートデバイスで用いられる電子部品に必要な材料製品を製造しています。
はじめに事業内容や自動制御化が進む社会での電子部品の役割等についてご説明をいただき、工場見学では生産ライン等を見学しました。
意見交換会では高校教員から従業員に対し、志望動機や就職先に選んだ理由、入社を決めたタイミング等について質問が行われるなど、企業と高校との情報交換が図られました。同社の業務内容などを知ることで高校教員への連接を行うことができました。
同社が求める人材像についての質問では、「製造業に興味があった、ものづくりをしたかった」「周囲を気遣える、明るく、元気な人と一緒に働きたい」という回答がありました。また、高校時代に学んでおくべきスキルとしてPCや文章作成等について学んでおくべきであったとのコメントがありました。
当日は経営情報学部ながしまゼミの学生2名が参加し、司会進行を務めました。
今後も教職員会社見学会を通じて地域の課題解決への知見を得ることや大学教職員の研究へのフィードバックを図ります。さらに、企業研修という機会を利用して、企業、大学、高校の情報交換と交流により人材育成・確保のループの仕組みを構築するという地域社会との連携を行っていきます。
住友金属鉱山株式会社については下記ホームページよりご確認ください。
https://www.smm.co.jp
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