7月9日、本学の講義「事業構想論Ⅰ」(担当教員:松本祐一教授)の授業内でFSX株式会社藤波克之代表取締役社長をゲスト講師にお招きし、270名の履修学生と教職員7名が参加の中、2020年度「第1回教職員会社見学会」(2019年度から8回目)をオンラインにて開催しました。
今回訪問したFSX株式会社(旧 藤波タオルサービス)は、創業50年を超え、おしぼり・タオルのレンタルや資材販売、多種多様なおしぼりとおしぼり用冷温庫「REION」の開発を行っている東京都国立市に本社のある企業です。
貸しおしぼりからスタートした創業者(父)から2代目(息子)への事業承継を機に、おしぼりを通じたおもてなし創造企業へモデルチェンジ、研究開発、新規事業開発、グローバル展開に積極的に取り組み、おしぼりの新しい可能性を追求しつづけ、現在、コロナウイルス感染症の影響拡大で、飲食店向け貸しおしぼりが打撃を受けるも、ポストコロナ時代の新しい衛生へのニーズが高まるなかで抗ウイルス商品などが注目を集めています。
当日は、松本教授が本社を訪問し、Zoomを活用しながら、現地生中継で「事業構想の進化」をテーマに藤波代表取締役社長との対談と会社見学会を実施しました。
FSX株式会社の歩みと事業承継の経緯についてお話をいただき、社員の方々への思い、そして常にチャレンジ精神を持つことを大切にしているという信念や災害時や世界へ支援物資等の社会貢献活動にも積極的に参加しているという貴重なお話を伺うことができました。
工場の中を拝見して、先代から受け継いだおしぼりの価値を見出すため常に新しいものを追求し続けるという藤波代表取締役社長の精神が、人々の生活衛生の安全、安心、安定となり、日本のおもてなし文化につながっていると感じました。
今回は、初試みでオンライン教職員会社見学会を実施しましたが、限られた時間の中で大勢の参加が可能となり、学生、教職員にとって大変有意義な学びの場となりました。
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