11月22日、「ホームゼミ志」(担当教員:関秀雄客員教授、杉田文章教授、趙佑鎭教授、中澤弥教授、石川晴子教授、中村有一教授、増田浩通准教授、内藤旭惠准教授、千ヶ崎清孝准教授、履修者:47名)の授業にゲスト講師として株式会社八芳園(東京都港区:以下、八芳園) 元支配人の滝澤崇様、八芳園プロデュース事業部マネージャーの工藤彩乃様をお招きし、ご講演いただきました。滝澤様は1973年から2010年まで勤務され、経理部門、旅行会社への出向、業務部門、営業部門等を経験された後、接客支配人としてご活躍されました。工藤様は2016年に八芳園に入社され、プロデュース事業部総支配人室カルチャーデザインチームでご活躍中です。
滝澤崇様からは「全ては人との出会いと繋がりから」のテーマでお話しいただきました。この講義で学生たちと出会った確率は0.00004%であるとされ、この出会いを大切にそして差別などの偏見を廃し、必要に応じて区別して対応することの大切さを説かれ、そのためには気配り、心配りが大切であるとされました。続いて清掃の極意は「人のやらないところをやることにあり」とされ、これは人生の全てに当てはまり、ビジネスの世界でも同様に他の人のやらないところに成功の鍵があるとされました。勿論必ず成功する保証はないもののチャレンジしなければ何事も始まらないということで、「ベンツに乗るかベンチで寝るか」とユーモアを交え語られました。最後に、旅行会社勤務時代のお話をされ、添乗業務で国内外を訪問した楽しさとともに、航空券手配など間違いがあってはならない業務でのアルファベットの表現方法を「旅行会社のABC」としてご紹介いただきました。
工藤彩乃様からは「新たな八芳園の歩みと採用情報」のテーマでお話いただきました。江戸時代の大久保彦左衛門の屋敷、幕末以降の政財界の著名人の所有を経て白金台に株式会社八芳園が根付いたとのこと。企業理念を「日本のお客様には、心のふるさとを。海外のお客様には、日本の文化を。」と掲げ、ミッションを「いつまでも在り続けること OMOTENASHIを世界へ」と定めたそうです。コロナ禍でブライダル業界は大きな打撃を受け、それを契機に総合イベントプロデュースに軸足を移しつつあるとのことで、現在は八芳園内でのウエディングプロデュース、法人・企業向けイベントプロデュース、料亭・レストランに加え、八芳園外での事業として、地方自治体と連携したコンテンツプロデュース、空間デザイン、DX推進ビジネス、フードビジネスを推し進めているとのことでした。採用担当者としての着目点については、髪型や靴など細部の身だしなみは大前提として、マネジメント力、プロジェクト推進力を重視するとし、人と関わることが好きで自らは主役にならなくても良いと思え、体を動かすことが好きな人が向いているとされました。
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