「見解 自動運転における倫理・法律・社会的課題」(日本学術会議)に本学の樋笠専任講師が協力
5月26日、日本学術会議の自動運転の社会実装と次世代モビリティによる社会デザイン検討委員会から「見解 自動運転における倫理・法律・社会的課題」が公開されました。
本学の樋笠尭士専任講師は本見解の作成に協力しており、ドイツの倫理指針に関する分析と考察を行っている講師の論文(「AIの自動運転とドイツ倫理規則−倫理ガイドライン策定に向けて」2020年)が引用された他、講師が代表を務める「自動運転倫理ガイドライン研究会」が2022年6月17日に公開した、自動運転に関する11の倫理指針が引用され、その取り組みが紹介されています
「見解」の骨子の要点には、「国内で自動運転の倫理指針を策定」「文系の力を自動運転において活用」など講師の主張についても、「最適な倫理指針を整備することが望まれる。」「今後はさらに、人文社会科学分野の専門家も加わり、地方自治体、市民を巻き込んだ総合的検討が必要である。」と反映された内容となっています。
本学では、自動運転を含む世の中の役に立つ社会科学を学修した学生を育てており、本学経営情報学部では、グローバルヒストリー、宗教や法学を学んだ学生を対象に「自動運転と社会」をアクティブ・ラーニングプログラムとして2023年秋より開講します。自動運転の技術、法、倫理、受容性を学び、実証実験に参加する内容となっており、これらのエッセンスを用いた「自動運転学」と称した一般向け講座(親子向け講座)を開催しゼミ活動の一環で行っています。
見解自動運転における倫理・法律・社会的課題
https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-25-k230526.pdf
自動運転倫理ガイドライン研究会
https://segad.jp/
自動運転倫理ガイドライン研究会2022年6月17日シンポジウム
https://www.tama.ac.jp/topics/news/2022/06/post-9084.html
自動運転学@マチカドこども大学
https://t-collabo.com/event/machikado-13/
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