12月5日、「事業構想最新事情」*の授業にゲスト講師として京王観光株式会社 地域コミュニケーションチーム サブマネージャー 城戸 聡氏を迎え、観光業界の現状と課題、事業構想について講義が行われました。
講義では、観光業界を概括するとともに、インバウンド観光の急速な回復、観光産業の成長性、そして今後の労働集約型ビジネスモデルの限界と、デジタル化による環境変化への対応の必要性など、旅行代理店業界が直面する近年の課題について解説が行われました。
特に、日本の観光産業の将来性について、インバウンド観光客数の増加が見込まれるなど、観光産業が2030年には日本のNo.1産業となる可能性に言及されるとともに、社外組織との共創や新しい価値創造の重要性を強調されました。
また、多摩地域での観光プロジェクトなどを例として、新規事業開発の必要性や取り組みと、イノベーション創出への組織体制の整備など企業としての課題について解説が行われました。大学院でMBAを学なばれイノベーションによる創造と変革への挑戦を感じられる講義でした。
*事業構想最新事情:「事業構想事例」を実践者から拝聴することで多様な活動を理解し、自分の将来を構想する糧とすることを意図した産官学民連携を軸に議論を進める授業
京王観光株式会社と多摩大学は、連携協定を締結しています。
京王観光株式会社HP
https://www.keio-kanko.co.jp/
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