11月17日、多摩信用金庫多摩センター支店 Winプラザにて八王子市産業イノベーションプラン策定に係る共同研究の第21回研究会が行われました。
本学は、令和3年度に八王子市の産業イノベーションプラン策定に向けた共同研究を受託しました。これは、八王子市の基本構想・基本計画「八王子ビジョン2022」を上位計画とする「八王子市産業振興マスタープラン【第2期】」が満了を迎えるにあたり、産業を取り巻く環境変化や地域の特性、事業所の抱える課題等を把握し、共同研究を通じて新プランを策定するものです。
当日は、経営情報学部の長島剛教授の挨拶に始まり、同学部松本祐一教授の司会進行のもと、八王子市から「八王子市産業イノベーションプラン~Beyond2030~」の素案の概要、10月11日~11月11日のパブリックコメント募集期間を経た意見の結果報告と進捗報告がありました。※同プランは、令和5年3月プラン完成・公表を予定しています。
その後、同市職員、長島教授、松本教授、多摩大学総合研究所研究員も加わり、参加企業(パーソルテンプスタッフ株式会社、京王観光株式会社など)の方々と3つのグループに分かれ、今後の同プランの展開を図るためのワークショップを行いました。
各チームから①人材派遣会社と連携した大卒向け就職相談、大学教員の中小企業訪問、地元企業の授業登壇、企業の魅力を学生に伝える仕組み作り②次世代経営者へのインタビュー調査や支援、中小企業の新マーケット参入のための大企業との連携③世の中の変化や自社の状況を知るための機会創出、異業種交流でまちづくりなど「八王子市産業イノベーション」について様々な視点から意見がありました。
長島教授より「行政と企業の連携には『委託』ではなく、『共創』を意識することが重要となり、さらなる相互理解を図ることが必要です」とのコメントがありました。
最後に松本教授より次年度に向け以下の3つのまとめがありました。①ターゲットを明確にする②人材の多様化、プロボノなどを意識した八王子市産業イノベーションプラン施策間関係図を考える③人やお金などの関係性を考えながら、共創プラットフォームの具体化を進める。
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