経営情報学部では2023年度秋学期、「一般社団法人日本ショッピングセンター協会」のご協力のもと寄付講座として「ショッピングセンター(以下SC)論」(担当教員:松本祐一教授、履修者:109名)を開講しています。
11月3日の講義ではゲスト講師として株式会社小田急SCディベロップメント(所在地:東京都新宿区)新宿南口営業室副支配人加賀正輝様にご登壇いただき、「SCのテナントミックス(事例研究②)」をテーマにご講演いただきました。
はじめに、SCがMD(テナント)を揃え、最適な構成で配置・展開(ミックス)するテナントミックスに関する説明があり、その策定方法として3つの観点「①外的環境を踏まえ、②強みを活かし、③差別化を図る」から現状認識と他社との差別化を図るため、自社の強みを活かしたマーケティング戦略が必要であるとの解説がありました。
続いて、同策定方法を活用した新宿ミロードや相模大野ステーションスクエアの事例が紹介され、今後の方向性について「①SCは、これまでの業態とは違った視点で新たな付加価値を見出していく、②テナントは、リアルな現場で顧客が体験を楽しめるような新たな付加価値を見出していく、③顧客は店舗が提供する付加価値を応援するマインドを持っている」と私見を述べられ、「SCは、各テナントのハブ的存在としてシナジーを生み出し、協業を図る役割を担っている」との説明がありました。
さらに、これから求められる人材として、「マーケティング力や企画力等はもとより、新しい服を着てみよう!とか新しいものを食べてみよう!といった新しい出会いを大切にする感度の高さが重要であり、若い方の感性やアイデアには大きな価値があります」とのメッセージがありました。
質疑応答では、松本教授から「SC業界以外の競合はありますか」との質問に「旅行業界や飲食業界等ありますが、何より人々の興味関心がどこにあるのか外的環境の変化に対応するべく、自社の強みを活かすことを常に考えています」との回答があり、「現在、注目していることはありますか」との質問には「地域に出店しているカフェイベント等に注目しており、弊社と地域の連携も考えています」とこれからの取り組みについてもお話いただきました。
最後に松本教授より「昨今は、地域と企業の関係を再構築し、新しい価値を見出そうとする動きもあるため、今後の地域密着SCに着目して行きたいと思います」との感想がありました。
本講義は、前週のゲスト講師同社海老名営業室ビナウォーク支配人石田裕司様の「テナントミックスとリーシング」からの連続講義になります。
一般社団法人日本ショッピングセンター協会はこちら:https://www.jcsc.or.jp/
株式会社小田急SCディベロップメントはこちら:https://www.odakyu-scd.co.jp/
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