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「ショッピングセンター論」の授業に渋谷スクランブルスクエア株式会社 開発推進室長 今井靖亮様がご登壇

2023年10月6日

経営情報学部では2023年度秋学期、「一般社団法人日本ショッピングセンター協会」のご協力のもと寄付講座として「ショッピングセンター論」(担当教員:松本祐一教授)を開講しています。9月29日の講義にはゲスト講師として渋谷スクランブルスクエア株式会社(東京都渋谷区)開発推進室長 今井靖亮様にご登壇いただき、「ショッピングセンター(SC)とは」をテーマにご講演いただきました。

今井様は現・東急株式会社に入社後、沿線社有地活用事業、大型商業施設等の企画・開発に携わってこられ、現在は東急・JR東日本・東京メトロの3社による共同事業会社である渋谷スクランブルスクエア株式会社に出向され、同社の運営、交通動線、公共空間における事業企画等を担当されています。

最初に、ショッピングセンター(以下「SC」)と百貨店を比較し、そのビジネスモデルの違いについて解説いただきました。SC事業の基本は不動産賃貸業であるものの、借主である店舗や、消費者からは、利便性や時間消費性など、高い付加価値が期待されるとのことです。続いてSCの詳細ついて立地、建物・設備、運営のそれぞれの視点で概観し、さらにSCの分類、SCの歴史、近年の事業環境の変化への対応についてご説明いただきました。特に、近年の大型再開発では商業施設のみではなくオフィスやホテル、公共空間など、複数の機能が一体となった施設が増えており、そこには人と人、人と社会を繋げる役割が期待され、それがデベロッパーの社会的責任としても考えられるようになってきたとされました。最後にSCは消費者としての私達、働き手としての私達を支える地域社会のインフラとして価値を発揮する一方、事業環境が急速に変化する現在、大きな転換期を迎えているとされました。

松本祐一教授との対談ではSCに対する志について、「買い物の場としてだけでなく、働く場、観光の場など、いろいろな来館動機を生み出したいと考えています。どう来てもらうかを考えると、まちの魅力をどう伝えるかというまちづくりの発想に行きつきます。そのための仕掛けはまちに対する消費者の想いを正しく理解したうえで、その魅力を発信していくことに尽きると考えています」とされ、講演の最後には学生たちに向けて、「当事者意識を高めて実行力を身につけてください」とエールを送っていただきました。

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ゲスト講師を紹介する松本祐一教授

今井靖亮様 ご講演

今井靖亮様 ご講演

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聴講する学生たち

今井靖亮様と松本祐一教授の対談