7月7日(木)「地域ビジネス入門」(担当教員:梅澤 佳子教授、履修人数:282名)の授業にゲスト講師として、株式会社御用聞き(所在地:東京都練馬区)代表取締役社長であり、本学卒業生の古市盛久様にご登壇いただきました。
株式会社御用聞きは「会話で世の中を豊かにする」とし、「生活者(利用者)と生活者(担い手)が顔を合わせて会話をしている。お互いが楽しく、その空間があたたかい。そんな在り様を世の中に1つでも多く増やしていく。」ことを理念としています。
大学ではゼミの先生の熱量に触れたことと、具体的なマーケティング戦略に関わる機会をもらえたことが財産であり、卒論のテーマとした「100円ショップの流通形態」を調べるために100人のお客様から出口調査をしたことが起業のきっかけとなったというお話をされました。
古市様は起業の経験や失敗ののち、社会貢献の気持ちだけでなく高齢者や地域に寄り添いながらニーズをマーケティングし、ささいな困りごとを察知して支援する「100円のお手伝い」から「ちいさなまちづくり」のビジネスモデルを作り上げたとのことです。
後半では古市様より「コロナ禍で高齢者のフレイル化を止めるにはどうしたらよいか」のテーマをいただき、グループワークを行いました。学生の発案に、古市様が丁寧に深堀りしたり、学生と意見交換しながら企画を作り上げたりと、活発な意見が出ました。
梅澤教授より、「御用聞きの活動で生まれるコミュニケ―ション・信頼関係のなかでできたつながりからさらにつながりが生まれていることがわかりましたね。」とお話がありました。
同社は、多摩市と連携をとり、地域支援を行う準備を進めていることです。学生支援(大学連携)として学生を有償ボランティアやインターンシップで受け入れており、講義後、多くの学生が質問していました。
<株式会社御用聞きのホームページ>
https://www.goyo-kiki.com/
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民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
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政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
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大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
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地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます