第16回地球大学院に安田震一特任教授が登壇
10月3日、第16回地球大学院に本学の安田震一特任教授が登壇し「内側から見る中国~誕生から受検そして老後まで~」をテーマに講演しました。安田特任教授は本名:ウィリアム・シャングとしても活動されています。進駐軍家庭で育った経験を持ち、アジア地域の変化と日本の立場について独特な観点から解説を行いました。当日は関戸公民館(ヴィータコミューネ)に15名の対面での聴講者と4名のオンライン参加者がありました。
講義では、中国で開催された抗日戦争勝利80周年記念式典戦典と国際関係について、ドナルド・トランプ大統領が習近平国家主席に発したメッセージ意味を解説するとともに、日中戦争におけるアメリカ合衆国義勇軍フライングタイガースの活動とアメリカの中国支援や過去のルーズベルト大統領による蒋介石に対する戦闘機100機とパイロット120名を派遣した例が紹介されました。
その他事例として日本本土上陸作戦計画であるダウンフォール作戦の詳細についても紹介されたほか、9月3日に、中国が抗日戦争勝利記念日として軍事パレード実施しているものの、台湾は軍人節として平和維持に重点を置いた演説を行っているなど、双方の異なる姿勢についても言及されました。
また、現在のアジア情勢分析について、東南アジア諸国の対米・対中姿勢の変化について、アメリカの支持が下がり、中国の支持が上がっていることや、日本との貿易構造についても同様の変化が起こっていることも紹介されました。
参加者は終始、安田特任教授の講談に頷きながら感心され、時間内に全ての質問に答えることができないほどの質疑が寄せられました。
実際に参加された方からも、「自分とは全く違った観点で戦争の話を聞くことができ、この年齢になっても知見を広げることができ満足だった」との声を頂戴しました。
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