8月19日(火)、多摩大学アリーナにて、名古屋電機工業株式会社様と多摩大学の電動キックボード視線計測実験が行われ、本学の菅沼准教授の指揮のもと、新西准教授・樋笠准教授、そして樋笠ゼミ・新西ゼミの学生12名が参加しました。
名古屋電機工業株式会社様は、1946年に変圧器等電気機器の修理販売業として創立し、日本初となる一般電話回線を用いた遠隔操作による道路情報板を開発・納入して以来、我が国におけるITS(高度道路交通システム)のパイオニアとして、道路情報板をはじめ、通行止め設備、トンネル防災設備、気象観測設備など多岐にわたる製品群で、安全・安心・快適な道路交通環境を支え社会に貢献されている企業です。
学生たちはアイマークカメラ(人はどこを見ているか?を可視化・計測可能にする視線計測カメラ)を装着し、電動キックボードでアリーナの指定コートをフォークのマークが点灯するパネルに向かって走行、点滅する枠ありのフォークが出現した際には発声し、フォークの向いた先の方向を回答するといった方法で実験に参加しました。
本実験は多摩大学と名古屋電機工業株式会社での共同研究であり、電動キックボードの安全走行を目的とし、装着したアイマークカメラから集積した視線のデータをもとに、電動キックボードの運転者に対し「どこに」、「どのような」標識を立てれば良いかを考察する日本初の実験です。本学の混在交通研究(JSTから受託、樋笠准教授が代表)ではこうした新たな取り組みを続け、企業と連携する貴重な機会を設け社会課題に挑んでいます。
混在交通の占有・優先度についてのELSIの実践的整理と対応方策の創出 | RInCA
名古屋電機工業株式会社
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民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
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政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
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大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
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地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます