小田急沿線にキャンパスを展開する多摩大学、相模女子大学、東海大学と小田急電鉄株式会社主催の3大学リレー式オンラインシンポジウム「Odakyu Innovation Roots」の第1回が2月7日に本学湘南キャンパス(所在地:神奈川県藤沢市)にて開催され、会場45名、オンライン162名の方々にご参加いただきました。
本学グローバルスタディーズ学部の学生(3年生)の司会進行のもと、農業法人株式会社いぶき 里崇様、株式会社ANA総合研究所 溝田祐一郎様、ONSENガストロノミーふじさわパートナーズ事務局 伊藤浩介様、UDS株式会社 三浦宗晃様、本学グローバルスタディーズ学部韓準祐准教授の5名の方にご登壇いただきました。
はじめに、小田急電鉄株式会社経営戦略部課長の西村潤也様より「開業当初から小田急線は古くから宿場町だった街を結び、住む、働く、遊ぶ、食べるなど各地域で完結するエリアを線路で繋ぎながら、地域の方の生活を支えるサービスを展開してまいりました。各地域の課題などを企業、自治体、大学、地域の皆様と共に考え、地域の価値創造を進めるため、本シンポジウムを開催することになり、第1回の本日は、藤沢北部の地域課題解決の機会としたいと思います。」とシンポジウム開催の趣旨説明がありました。
第1回のテーマは、「藤沢北部から考える新たな価値創造とその可能性」で、登壇者から藤沢北部を中心に農業、観光というテーマを中心に広がっている大学との連携活動について発表があり、そこから生まれる新たな地域価値および更なる進展の可能性についてクロストークを展開しました。
クロストークでは、学生の社会問題の関心の高さ、地元の食材を活かした地産地消によるSDGsの取り組み、農業体験を取り入れた観光産業の課題、地元を知るための「体験」や学生たちの将来の居住地として選ばれる魅力的なまちづくりの必要性などについてお話があり、同シンポジウムを通じて、学生が地元の方との交流を図り、地域の理解を深めながら、地域活動に参加することが藤沢市の活性化につながることを示すことができました。
最後に韓准教授から「本日のクロストークを通じて、地域の色々な立場の方々が連携を継続することで新たな可能性を見出すことができました。今後も本学として地域の方々との交流を深めつつ、藤沢市の活性化のために地域を知る機会創出を図っていきます」との総括がありました。
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