多摩大学経営情報学部 樋笠尭士専任講師が、2022年12月20日に公益社団法人自動車技術会 自動運転HMI委員会が主催する「レベル2運転自動化技術搭載車両事故の模擬裁判」(於:明治大学 駿河台キャンパス模擬法廷)に登壇しました。
レベル2(部分的運転自動化技術)を搭載した車が全世界で市場投入された 2016 年以降、これらの車が引き起こした事故がいくつか報告されており、日本においても、 2018年に横浜でテスラが加害死亡事故を引き起こしているとのことです。レベル2搭載車が引き起こした事故の多くは、部分的運転自動化による、ドライバーとシステムの関係性の複雑さにより引き起こされたシステム起因事故であると言えます。
自動車技術会自動運転 HMI 委員会では、システム起因事故の背景にあると考えられる「ユーザの運転支援の理解」「予見可能なミスユース」「ユーザ教育」にフォーカスを当てて議論を行い、本公開委員会においては、架空のレベル2搭載車事故を想定し、模擬裁判によって上記の視点が判決にどのような影響を及ぼすかについて、その可能性を検証しました。その中で樋笠尭士専任講師は、2018年のテスラ社の東名高速道路での事故について横浜地裁の判決や注意義務について解説しました。
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