3月3日、京王観光株式会社本社(東京都渋谷区、取締役社長 杉田 伸一様)にて同社と多摩大学の「観光に関する発表会2021」を開催しました。
同発表会は、2020年度に引き続き2回目の開催となり、本学の観光まちづくりに関する研究成果を同社と共有することで社会の課題解決の一助となることを目的として開催しました。
京王観光株式会社からは取締役社長 杉田伸一様、常務取締役 竹内健様、取締役 岡部政志様、取締役 越智栄人様、団体旅行営業部長 諸角史人様、その他7名の社員の方にご出席いただき、本学からは、経営情報学部 松本祐一ゼミ(9名)、野坂美穂ゼミ(2名)、長島剛ゼミ(2名)、彩藤ひろみゼミ(2名)、下井直毅ゼミ(12名)が発表を行い、各ゼミの教員と職員をあわせて総勢45名が参加しました。
はじめに本学経営情報学部 長島剛教授より同発表会に至るまでの経緯や同社との連携について、地域の活性化、教育の場の提供、相互の連携協力の成果を出すことの重要性等の話があり、続いて同社の取締役社長 杉田伸一様より若者の新しい発想を今後の事業化のヒントにしたいとの期待を込めたご挨拶をいただきました。
【観光に関する発表会2021発表内容】
ゼミ名 | 発表タイトル |
松本祐一ゼミ | 奥多摩活性化プロジェクト「みんなでつくる奥多摩」活動報告 |
野坂美穂ゼミ | 「周遊型謎解きゲーム」×「ものづくり体験」のイベント開催案 |
彩藤ひろみゼミ | バーチャル高尾山とリアル観光との連携可能性~オンライン学園祭から始まった試み~ |
下井直毅ゼミ | 戦略的状況の把握とイノベーション コロナ禍における観光業の在り方 今後の観光業と繋がる新たな業界の考察について |
長島剛ゼミ | 多摩地域マイクロツーリズムプロジェクト2021ながしまゼミ学生のプロデュース力 |
同社の役員の方々からは、ビジネスプランを立てる際のアドバイスとして「常に企画の目的を意識しながら、どんなことも自分事として捉えることでより良い企画となります」といった貴重な意見や「これからも利益を生み出すことや事業化できる提案を考えていただきたい」との講評をいただきました。また、コロナ禍での学生の旅行の実態について率直な意見交換が行われました。
閉会の挨拶では、本学経営情報学部 松本祐一教授よりこのような貴重な機会をいただいたことへの感謝とこれからも大学ならではのニーズ調査やデータ分析などを行いつつ、学生の豊かな心を育てていきたいとのお話がありました。
参加学生からは、社会で活躍されている企業の方と意見交換をするという有意義な経験やゼミ同士の交流ができたことでたくさんの気づきや今後の課題を見つけることができたとの感想がありました。
関連ニュース
-
民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
-
政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
-
大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
-
地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます