6月26日、「事業構想論」*1の授業に、株式会社オギノパン 代表取締役 荻野隆介様と次長 石井晴奈様をゲストスピーカーにお迎えし、ご講演いただきました。
丹沢あんぱんやあげぱんで人気の株式会社オギノパンは、1960年に神奈川県相模原市で創業。創意工夫にあふれる経営が評価され、2017年には多摩地域の中小企業の優れた技術や経営を表彰する「多摩グリーン賞」(多摩信用金庫 主催)で優秀賞を受賞しています。
「みんなよろこぶ」を企業理念に掲げるオギノパンは、昨年、パン業界では良好な実績とされる経常利益率5.1%を達成。この成功の背景には、製造工程での負担軽減を目的とした的確な設備導入や、工場の不利な立地条件を逆手に取った集客戦略があるといいます。また、販売部門を統括する石井氏が「現場から声を上げやすい環境と、従来の枠にとらわれない柔軟さが強み」と話すように、販売スタッフが提供するお客様目線に立ったサービスと、受け継いだレシピは簡単には変えないというこだわりで、多くのファンを魅了しています。
パンの製造を軸に、サービス業やイベント運営的な分野にも挑戦する荻野氏のビジネスモデルは学生たちの関心を集め、講義終了後にもたくさんの質問が寄せられるなど活発な交流が見られました。
株式会社オギノパンのホームページはこちら
株式会社オギノパン
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*1本講話は、「事業構想論」(担当教員:松本祐一教授、履修人数:325名)の授業において行われ、事業構想の実践者から事業構想とは何かというヒントを学ぶ講義です。
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