5月9日、一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト(以下「GiFT」)代表理事 辰野まどか氏を講師に迎え、「グローバル・シチズンシップ育成*の事業構想」と題して講義が行われました。
講師の辰野氏はGiFT代表としてグローバル教育の普及活動や各種プログラムを提供されています。講師の事業への関わりは、17歳で参加したNGO国際会議に始まるとのこと。この体験をきっかけに自身の世界観が変化し、世界平和という課題を自分の課題として意識したことでグローバル教育の分野で働くことを決意されたそうです。講師は、コーチング、国際交流事業などを経て2012年にGiFTを設され、世界10カ国を舞台にした海外研修「Diversity Voyage」等のグローバル・シチズンシップ(地球志民)育成に関するプロデユース、研修、講演等を行われています。
講義では、学生自身の地球観・世界観を確認することから始まり、グローバル・シチズンシップの考え方、海外共創型研修などのGiFTの活動内容やStory-based Learningの概要について説明があった後、自らの課題として、アンラーニングとしての学び直しについて紹介され、最後に隣席とのダイアログで振り返りが行われて講義が終了しました。
本講義は、「事業構想事例②」(担当教員:松本祐一教授、履修人数:273名)の授業において行われ、事業構想とは何かのヒントを得ることを目的に各分野の事業家を招いて開講されています。
*グローバル・シチズンシップ育成(地球志民)
平和な社会・多様性を尊重する社会を作り、そして、地球規模の課題に取り組める人材を育成することを目標として「世界とつながることができる人」「世界をよりよくする志を持てる人」になるための教育を提供する。
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