10月17日、「事業構想最新事業」の授業に武蔵野市総合政策部秘書広報課広報担当課長 吉崎勝哉氏をお招きし、「武蔵野市の事業構想がよくわかる全10問」と題したクイズ形式の授業が行われました。
本授業の秋学期ゲスト講師は、「経営者の事業構想をどのように具現化し、自分の事業構想を実現しているか」をテーマに授業を行っています。
吉崎氏から事業構想の4ステップ「着想」「構想」「計画」「実現運営」において数値や過去の経緯、地域のニーズなど適切な現状把握と、計画行政実施の重要なプロセスとして「推計」「調整」の必要性について説明があり、自身のこれまでの経験から哲学やコンセプトを持つことの重要性にも触れ、迷いが生じた際、ぶれない柱に立ち返ることで適切な方向性を見出し、前進することが可能になるとの話がありました。
クイズから武蔵野市の歴史、人口推移、行政収入、産業構造、地域社会、長期計画策定や市民参加型の行政運営手法「武蔵野市方式」などに関する知識や理解を深め、学生たちは、自分なりの答えを考えたあと、グループ議論で最終的な答えを導き出し、講師の解答解説から歴史や政策の背景を学ぶ機会となりました。
学生からの質問「市民実施のきっかけ」に対して、吉崎氏から「歴史的に移住者が多い市民風土であるため、自分たちでまちをつくるという考えのもと、約50年前の市長や専門家などが武蔵野市の将来を見据えた結果、市民参加型の計画づくりとなった」との回答がありました。
今後は広報戦略の計画を立てることで事業発展と認知度向上を図りたいとのことです。
「事業構想最新事情」(担当:長島剛、履修者:247名)
実際の「事業構想事例」を実践者から聞くことで多様な活動を理解し、自分の将来を構想する糧としてもらうことを意図した産官学民連携を軸に議論を進める授業である。
武蔵野市のホームページ
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