9月26日、「BE実践Ⅱ」*の授業にゲスト講師としてTAC株式会社取締役 斎藤智記氏を迎え「財務・経営管理」をテーマに講演いただいた。
講義では、財務経営管理とその流れについて一般論、具体的実務、設例の順に説明されました。一般論として、予算の作成実務と予算管理の方法(どの期間の予算・計画を重視すべきか)、予算の作成手法、スケジュール感についてお話がありました。次にTAC株式会社の事業計画、月次予算、年度予算を具体例として用いられ、実際の事業と予算の関係について解説を加えられました。また、財務会計管理の失敗例と成功例について、具体例を挙げながらの解説が行われました。
最後に、予算の作成には将来の展望を考え予算の方針を決める軍師的な考え方が大事であること、将来の展望を考えるには、会社の過去の状況を理解する必要であり、会社の状況を把握するには簿記が大事であるとまとめられました。
質疑応答では、「制度の変更により下降した部門の売上を回復するためにどのような取り組みをされたか」、「売上が下がった部門から撤退する場合、その部門の知識をほかの企業に売却することはあるのか」、「新規事業の初年度の予算作成について」、「右肩下がりの事業がV字回復する際の工夫について」などの質問が寄せられました。
TAC株式会社の企業概要はこちら
*「BE実践Ⅱ」:ジョブ型雇用に対応する高い専門技能を持ち即戦力として活躍し、就業後も常に学び直しをして自らを研鑽する素養を持つ人材を育成するために設けられた「ジョブ型人材育成コース」の一つである「実践的ビジネスエンジニアリングコース」の基幹科目
関連ニュース
-
民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
-
政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
-
大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
-
地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます