2月19日、八王子市学園都市センターにて令和4年度大学コンソーシアム八王子 学生企画事業補助金の成果報告会とポスターセッションが開催され、5大学8チームと高校生2チームが参加しました。
本学からは同事業に採択された経営情報学部の梅澤ゼミ19名(自由企画部門)と彩藤ゼミ20名(指定課題部門)の代表者が発表を行い、本学経営情報学部の学生(4年生)1名が同コンソーシアム学生委員会のメンバーとして司会進行を務めました。
梅澤ゼミの発表「世代間交流八王子駅前サロンプロジェクト2022」では、地域住民の方と学生が協働で運営している「高齢者サロン」について説明があり、コロナ禍で取り入れたオンラインサロンの仕組みが在宅高齢者と医療・福祉・介護をつなぎ、医療分野における社会課題解決の可能性を見出すことができたとの報告がありました。
彩藤ゼミの発表「バーチャル高尾山(以下、VR高尾山)の観光展開」では、本学の学生への高尾山に関するアンケート調査をもとにVR高尾山「観光促進シミュレーションゲーム」を制作、リアル感のあるバーチャル空間を体験後、実際の高尾山でその魅力を実感するイベントを開催しました。乗り物、建物、土産物などを3Dモデル化したゲームを活用し、現実の高尾山観光に結び付けた実証実験の結果から観光産業の地域課題解決を探る取り組みの一つとなったとの報告がありました。
発表後の質疑応答では、梅澤ゼミには、7年目となる同プロジェクトの今後の活動について質問があり、「地域の方と一緒に高齢者の健康寿命を延ばす一助となるサロン運営の経験が、自身の成長につながりました。その学びや価値をこれからも後輩へ引き継いでいきたい」との回答がありました。
また、彩藤ゼミにはバーチャル高尾山で蓄積されたノウハウの活用について質問があり、コロナ禍で実施したバーチャル学園祭の成果報告と「今後、メタバースに期待される旅行や観光、離れた場所にいる人同士の交流に役立てたい」との回答がありました。
成果報告会後のポスターセッションでは、各チームのより具体的な企画説明があり、意見交換を通して情報共有を図るとともに学生同士の交流を深めることができました。
関連ニュース
-
民間企業との連携企業
との連携民間企業やNPO等広い意味でのビジネスないしプライベートセクターを指し、経済活動に直接結びついていくという意味で重要な役割を担っています
-
政府や自治体
との連携自治体
との連携政策目的の達成を使命とし、地域産業等の現場ニーズに即した技術開発・技術指導に加え、研究開発基盤形成や制度改善にも重要な役割を担っています
-
大学や研究機関
との連携教育・
研究機関
との連携教育と学術研究に加え社会貢献をも使命とし、優れた人材の養成・確保、未来を拓く新しい知の創造と人類の知的資産の継承等の役割を担っています
-
地域住民やNPO
などとの連携NPO、
地域団体
などとの連携地域住民、地域団体、NPOなど多様な主体を含む概念で、その地域毎に様々な状況・課題があり、各地域の実情にあわせた取り組みが求められます